日本人のライフスタイルは年々とその変化をしていますね。
新築のお部屋はほとんどがフローリングとなりました。
流し台・コンロ台と呼ばれていたものはほとんど見なくなり、今ではシステムキッチンが主流です。
お風呂も昔はタイルが当たり前。今ではシステムバス・ユニットバスが主流です。
テレビはブラウン管から液晶へ。テレビボードの奥行きも10年前から比べたら、
だいぶ浅くなってることでしょう。
ベッドといえば… デザイン的にはあまり変化はありません。
横になるマット・本体部分があり、ヘッドボードがついている。
ただ、近年高さが変化してきました。
空間を広く感じることができるという理由で
いわゆるローベッド、フロアベッドと呼ばれるものがとても人気を得ています。
日本の住宅事情から考え出された新しいお部屋のデザインにマッチするベッド形状に
変わりつつあります。
実はこのフロアベッド、使いづらい面もあるのです。
横になったときの開放感はあるのですが、床が低い分、立ち上がったり、寝たりすることが
一般的なベッドよりしずらいのです。
足腰の弱った年配の方にはしゃがみずらい、立ち上がりにくいなどから当初受け入れられませんでした。
人気に火がついたのは若い人が使い始めてからです。
一人暮らしを始めたり、転勤で新居に引越しした際に、
新ライフスタイルを敏感に感じられたのかもしれません。
ベッドのデザインが低床化してきたのは、
お部屋の「目線の高さ」が微妙に変化したからではないかと私は思っています。
テレビは年々大型化し、ローボードの高さは低くなりました。
クローゼットができたことで、タンスはなくなり(または最小・低いチェストになり)
ソファはローデザインのものがどんどんと発売され…。
お部屋の開放感はますます重視されてきました。
そこでベッドもフロアベッドなどのローデザインが人気が出たものと推測されます。
ベッドの下を掃除したいと、足がないと困るという方も大勢おられましたが、
いまのフロアベッドは床からの高さ0mmです。
もうベッド下を掃除する必要すらなくなりましたので、問題は解決されたのです。
ステージタイプのベッドフレームの写真
フロアベッドやローベッドにはステージタイプというデザインがでてきました。
マットレスの大きさより、フレームが少し大きめのステージ状になっています。
このステージタイプのフロアベッドが出たことによりベッドのイメージは一変しました。
「おしゃれ」「かっこいい」「お部屋の雰囲気が変わった」・・・とご意見はさまざまですが、
今後需要が増えていくことはまず間違いないでしょう。
一日の3分の1を過ごす大切な空間作りのお手伝いができればと願っております。
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