コスプレがまだコスプレと呼ばれる前の話。
いわゆる仮装ですよね。仮装は他の頁でも紹介したようにもう数十年前からあった話ですが、イベントで用いられたのはコミケの前身にあたるSF系のイベントで日本SF大会第17回ではないかと言われています。火星の秘密兵器―合本版・火星シリーズ〈第3集〉 (創元SF文庫) 文庫 – 2001/6エドガー・ライス バローズ (著)
そのイラストが「海のトリトン」(1972年4月~1972年9月)に似ているせいでしょうか、扮装第一号「トリトン説」というのもあるようです。
それから十数年、原宿で行われたガンダムのイベントで呼称が生まれました。トミノコ族。まだコスプレもコスプレイヤーという言葉は出てきません。機動戦士ガンダムの監督の富野由悠季(とみのよしゆき)さんの姓と
当時流行していた「竹の子族」をもっじって、トミノコ族と呼ばれたそうです。
よんでいたかな~^^:?
当時私も愛読してましたが、「ふぁんろーど」の1980年8月の創刊号には「トミノコ族」として紹介されているそうです。バックナンバーをお持ちの方は確認してみてください。
それからしばらくして、「アラレちゃんファッション」と呼ばれる仮装が流行ります。私も中学生で大好きだったので、よくノートに落書きしたのを覚えています。アラレちゃんがゴジラのきぐるみを着てよく出てきましたよね。
口のところから、顔だけだして。今思うとなぜゴジラだったのか、よくわからない仮装でしたね。
それからまもなくして、「うる星やつら」の放送が始まります。高橋留美子さんの独特の世界観が、かなり新鮮だったからだと思います。
放送があった次の日はみんな「うる星やつら」の話題で盛り上がりましたね。(1981年10月~1986年3月)
それから、主人公あたるの彼女のラムちゃんの人気が爆発的でした。イベント会場でもラムちゃんのふん装がブレイク!緑のロングへヤーにトラのパンツ・・・
この頃からのち、コスプレという言葉が定着して言ったようです。
1983年4月に開催されたコミケ(コミックマーケット23)ではコスプレ状態のままで会場からの外出が禁止となったようです。ラムちゃんのコスプレが原因らしく警察からの要請があったらしいという事です。