低反発マットレスの危険性!合わない人には「腰痛」を悪化しかねない
低反発マットレスは高価な寝具のひとつです。そして誰しもが満足できる商品ではありません。
ダイエット薬品や健康食品のCMでよく「あくまで個人の見解です」という文章(テロップ)が小さく出ているのをご覧になったことはないでしょうか。
低反発マットはまさにこの「個人の見解」が大きく分かれる商品の一つなのです。
体に合わない人には、体調が悪くなったり、腰痛が悪化したりする場合もあります。購入に際しての注意点を分かりやすく解説していますので参考にして下さい。
体に合わなければ“無用の長物” お金の“無駄遣い”
低反発マットレスがはじめて日本にお目見えしたのは今から約25年前(1992年)の話。
当時は「夢の寝具」が遂に完成したとかなり話題になりました。
「体圧分散性」という言葉は当時画期的でしたね。まだお布団で寝ている人も多い時代。私(管理人)もよくお布団を愛用したものです。
なぜベッドがあるのに、布団で寝る事があったかというと「腰痛」持ちだったからです。
すでに「運送会社」に就職していた頃で、何度かギックリ腰を経験していました。腰痛は慢性化していました。なぜかベッドで寝るよりもお布団で寝たほうが腰の調子が良かったのです。
私がこの「低反発マットレス」に目をつけないはずはありません。
ただまだ働き始めたばかりで、給料も安かったので本物の「テンピュール」には手が出せませんでした。枕は本物を持っていたので、その感触を元にできるだけ近い低反発マットを購入しました。(それでも2万ぐらいしました)
しかし結論から言うと、私にはまったく合いませんでした。一晩使っただけです。
その後は家族の寝具になりました。
「低反発素材」のマットレスの特徴は、体を包み込んでくれるようなフィット感です。過度の「寝返り」が熟睡を阻害する要因と考え、体に負担を与えないというものです。
しかし、残念ながらすべての人に適用できるものではありません。
● 「寝返り」をした方がいい人
● 低反発マットに適さない体型
● 筋肉の衰えにより姿勢を維持できない人
● 関節などに疾患を抱えている人
● 仰向けでしか寝られない人
● うつ伏せに寝る人 etc…
色んな人がいるように、マットレスも色んなタイプが必要となるのは当たり前です。
ではどういう基準で選べばいいのかという問題になりますが、その前にまずはカタログをのぞいて見てください。
低反発マットレスのご紹介
まずは当サイトで取り上げている「低反発マットレス」のをご覧ください。
このページを見ているあなたはきっと購入を検討しているんだと思いますが、ご自身が買おうと考えていたものに近いものでしょうか?
リンクしてありますので(それぞれの写真を)クリックしていただければ、詳細を確認する事ができます。
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いかがでしたか?少し思い描いていたイメージと違ったのではないでしょうか?ベッドの上に乗せて使う50mm程度の低反発マットレスをイメージしておられた方も多いでしょう。
それと、金額の高さに驚かれたのではないでしょうか?そうなんです。低反発マットレスはスプリング式のマットレスよりもだんぜん「高価」なものなんです。
だからこそ慎重にお選びいただきたいと思います。
テンピュール®とは・・・
「低反発素材」といえば「テンピュール」、「テンピュール」といえば「低反発マットレス」ですが、「テンピュール」というのは会社名(今はテンピュール・シーリー)であると同時に素材の名称でもあります。
NASAで開発されたヴィスコエラスティックホームを元に、スウェーデンの「ファゲダーラ社」が商品化したテンピュール素材ですが、公認されているものは「テンピュール・シーリー」社の低反発素材のみをテンピュール®と言います。
各メーカーから「低反発マット(レス)」という名称で製造・販売がされていますが、テンピュール®とは似て非なるものです。性能が必ずしも同じとはいえませんのでご注意下さい。
引用:テンピュールHPより
またよくある「低反発マットレス」と「テンピュール」の違いは、サポート能力の違いです。
包み込むような感覚は同じでも素材の構造や密度により、蒸れたりする場合があります。「テンピュール」は体に適切な「寝返り」ができるように考えて作られています。
それは「2重構造」という仕組みで「体圧分散素材」の下には、「高耐久ベース層」があります。人それぞれの体質に合わせて、柔らかめ~固めを選んでいただく事が可能なのです。
引用:テンピュールHPより
腰痛が悪化してしまう原因
腰痛の原因はさまざまです。
私のように腰そのものに疾患がある場合、また足や背中の筋肉痛・衰えなどから来るもの。そして本来「寝返り」をしなければいけない人が「寝返り」をしなかったため血流が悪くなる「血行障害」。「血行不良」ともよく言いますよね。
この原因も人それぞれです。まったく起きない人もいます。
でも「低反発マットレス」を買おうと思っている人は、「腰痛」に悩んでいる人が少なからずいるでしょう。ご自身の「腰痛」の原因を先に知っておくことも大事です。
私(店長)の場合は、度重なるギックリ腰が腰に負担をかけているのは、整形外科医の見解ではっきりしていました。そして腹筋が弱ったことによる「姿勢」の悪さ。
私の場合は、長時間同じ姿勢で寝る事が特に腰に負担がかかる事がわかりました。
寝返りをしないことには血行不良になって、痛みが増します。畳の上でお布団で寝たときに痛みがなくなるのは、固めの寝具で寝たため、多めに「寝返り」をうって、同じ姿勢をとってないので痛みがおこらないのです。
だから安価な低反発マットレスに寝たときは、寝返りが十分に行えず、腰痛が悪化してしまったんですね。
まだ20代だったと思いますが、ベッドからなかなか出れず、出たとしても痛みで立ち上がることはできないという辛い経験でした。
購入時の注意点
参考になりましたでしょうか。さて結論を申し上げると、テレビであれ、ネットであれ通販で「低反発マットレス」を購入するのは非常にリスクがあります。
できたら実際に店に行き、まず体感してみることをおススメします。
しかし5分や10分横になったからといって、そのマットレスが「自分にあっているかどうか」を判断することはできません。一晩以上実際に寝てみないことには分からないのです。
ではどういう基準で買えばいいのか。
● 名の通ったブランドを購入する
● 保証期間の長いものを購入する
● 返品が可能なものを購入する
このうちのどれかに該当していれば購入を検討する余地はあります。
また以下のことにも注意を払って下さい。
①体重が「重過ぎ」ないこと
②今まで(ポケットコイル)など「柔らかめ」のベッドに寝ていた
③整形外科または整体院の診断・指導の下
このうち②はとても重要です。硬いベッドや布団に長年寝ていた方は、体がそれらに順応してしまっています。
いきなり柔らかいマットレスで寝ると不具合が出やすいのです。
③もできることならば、受診して事前にチェックしておきましょう。整形外科ならば保険適用で比較的安価で済みます。
ベッドの硬さまでは指導してくれませんが、理学療法士がいる病院やクリニックであれば筋肉や姿勢の状態を診てくれますし、アドバイスなど受けられるかもしれません。
「体重が重過ぎないこと」は非常にあいまいですが、BMI値などを参考に購入の基準としてください。計算参考サイトhttps://keisan.casio.jp/exec/system/1161228732
肥満1以上の人は注意が必要です。できたら体験ができるショップなどでまず「低反発マットレス」に寝てみましょう。
沈み込んで寝返りに困難が生じるようでもだめですし、仰向けで寝てお尻だけが沈んでしまうというのもよくありません。
今まで「低反発マットレス」を使っていて快適だった、ぐっすり眠れていたという人はこれらの過程を気にすることはありません。買い替えの際はお得な通販をぜひ活用下さい。
よりよい睡眠を期待される方はけっこう高価にはなりますが「テンピュール」を私はおススメいたします。
皆様が健康で、より良い「睡眠」を手に入れられますように。
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