ボンネルコイルとは・・・知らないで買ったら10年損する!マットレス購入術

ボンネルコイル

聞きなじみのない言葉かもしれません。簡単にいうと、いわゆる従来のスプリング式マットレスだと思ってください。値段は数あるマットレスのなかで一番安い部類になります。

コイル状になったスプリングを連結してあるため、ポケットコイルのように「点」で支えることはできません。「点」に対して「面」で支えるのがボンネルコイルといわれます。

それぞれのコイルが連結されているので、ベッドの横になるとマットレス全体が沈みこみます。

最近主流のポケットコイルは体重のかかったところだけが沈むような形状になっているので、体とマットレスに密着感があります。対してボンネルコイルには体とマットレスの間にところどころ隙間を生じてしまいます。

この「隙間」があることで体圧分散性に優れていないといわれてきましたが、近年利点があることも分かってきました。それが「快眠」にはかかせない「寝返り」と関係があります。

寝返りをする人イラスト

人は一晩のうちに10回以上の「寝返り」ができたほうが、熟睡できるということが臨床実験で証明されました。「寝返り」をするための条件として、反発力がある寝具で楽に体勢を変えられることも必要になってきます。

体圧分散性にすぐれた寝具の中には、低反発性のものがありますが、人によっては寝返りを阻害する要因のひとつになる場合もあるので、血流が滞る原因となり、かえって腰痛などを悪化させるケースもあるので注意が必要です。

ボンネルコイルは硬い?

一般的によくあるご感想ですが、ポケットコイルはやわらかく、ボンネルコイルは硬いといわれます。これはポケットコイルが点で支えるのに対して、ボンネルコイルが面で支えていることにも起因しています。

体圧を分散してくれませんから、体の特定の部分に圧がかかります。その部分が「痛い」と感じるので、脳は「硬い」と判断します。

脳のイラスト

最近主流のポケットコイルは独立したコイルが500本前後、マットレス内に敷き詰められていますが、メーカーによっては(価格を抑えるためか)コイルの太さや本数がさまざまです。(コイルの数が多いメーカーでは600本以上入っている場合があります)こういった要因からも「やわらかく」感じるケースがあるかもしれません。

ボンネルコイル以外で硬めのマットレス

少し横道にそれますが、体のことを考えてボンネルコイルではなくポケットコイルなどで、より硬いものがほしいというお客様がよくおられます。特に男性に多いです。

その場合は「ハード」仕様のものをオススメしてきました。市場でもネットでもなかなか販売していないのが現状ですが、その場合は「国産ポケットコイル(ハード)」というのを選択してください。値段は割高になりますがご了承ください。

また硬めのマットレスを探しておられるお客様には、フランスベッド社製のデュラテクノマットレス(国産)[PR]などがオススメです。ポケットコイルにくらべ、お尻の落ち込みがありません。

体圧分散にも優れており、理想の寝姿勢を維持してくれます。

かなり高額となりますが、その価値は十分にあります。人生の3分の1の時間を過ごすベッド。ぜひ健康・快眠のために価値ある一品をご選択いただきたいと思います。

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