寝ても寝ても眠い!不眠症?うつ?睡眠時無呼吸症候群?
春になると、あったかいせいか日中眠くなってしまう・・・なんて人も多いのではないでしょうか?
どうも病気ではなさそう、それらしい疾患も思い当たらないのに、なんだか「眠い」という人は睡眠の「質」が悪いのかもしれません。
私の体験を交えて睡眠の「質」についてご紹介します。
運転中に眠くて仕方なかった私!
今でこそあまり車を運転しなくなりましたが、若い頃は仕事において車は必需品でした。
でもしょっちゅう運転中に眠くなるんです^^
よく高速道路の運転は、「単調だから眠気をさそう」っていいますよね。でも私の場合、一般道でも「眠気」が襲ってくるんです。これって非常に“ヤバい”ですよね。
だから車を運転する前夜はしっかり寝ようと、早めに寝たものです。
それでもやっぱり眠くなります。思い起こせば、父にドライブに良く連れて行ってもらいましたが、助手席に座るやいなや寝てしまって、よく怒られたのを思い出しました。
もしかしたら「なにかの病気?」と不安になりました。よく「自律神経失調症」になるとだるかったり、眠くなったりすると聞いていたからです。また「ナルコレプシー」とかで事故死なんてしゃれにならないと思い、知り合いのドクターにすぐに「睡眠障害外来」では有名な呼吸器科を紹介してもらいました。
睡眠障害で呼吸器科を受診する場合
●睡眠時無呼吸症候群
●肥満性肺胞低換気症候群
●レストレスレッグス症候群(むずむず脚)
睡眠障害には上記のような病気が原因で「眠気」を引き起こしているケースがあります。
「呼吸器科」を受診して治療してもらうには、これらの症状が出ていなければ、医者も対処のしようがないのが現実のようです。診察というか、問診の段階で疾患が該当しないと判断され、ものの10分もかからずに追い返されてしまいました^^:
ご自身でまず自己チェック!それから通院
「睡眠時無呼吸症候群」は家族にいびきや呼吸が止まってるといわれた事がないか。一人暮らしの人ならビデオに撮るとか、睡眠アプリを使っていびきを録音してみるといいでしょう。「睡眠アプリ」スリープマイスター・スリープサイクルで効率的な睡眠を
「肥満性肺胞低換気症候群」はBMI値が30以上の肥満体質の人が対象なので、まずBMI値を測定して下さい。該当していなければ無視してまず大丈夫。BMI測定サイト
「むずむず脚症候群」は文字通り足が「むずむず」します。私も何度か経験がありますが、明日までにどうしても済まさなければならない仕事を、眠気を押して深夜までしているとなる事がありました。日常茶飯的になっているという人は疑ってみる必要があります。
かかりつけ内科に相談してみましょう。
できるだけ無駄な出費を抑えて健康状態を確認する方法としては、かかりつけの内科医に相談するのがてっとりばやくてベストだと思います。
あくまで、そのお医者さんが「信頼」できることが前提ですが。
なんどか利用しているという事は、多分あなたと相性のいいお医者さんだと思います。保険適用であれば1000円前後で済む話です。気軽に相談してみてはいかがでしょう。
私のかかりつけは「漢方薬」も処方してくれます。漢方も薬です。「長期使用しても安全とはいえない。あくまで薬ですからリスクを伴います」という指導を受けたので、期間限定で使ってみました。眠気を抑えるというよりは、ぐっすりと眠れる薬でわりと効果は実感できましたよ。
いったい何が原因なんだ!?生活習慣?
結局、症状が「眠い」というだけでは、「睡眠」の専門家(医者)は診てくれません。要するに彼らは「治せない」んです。
「睡眠時無呼吸症候群」という病名がはっきりすれば、検査もするし、薬も処方してくれます。でも、その「病気」が治ったからといって「眠気」がもう起きないという保証はないんです。
すこしは改善されるかもしれません。でもその「病気」以外にも「眠気」を起こす要因があったとしたらどうしましょう・・・。もう自分でがんばらにゃ仕方ないですよね^^
いろいろと取り上げられる「不眠症」の解決方法
●カフェイン(コーヒー)を飲まない
●ストレッチや運動をする
●昼寝は10分まで
●アルコールは控えめに
●寝る3時間前には食べない
●布団でスマホは見ない
●パソコンはほどほどに
●寝るときは灯を消す
●テレビは長時間観ない
●目覚めてすぐにシャワーを浴びる
●朝の光を浴びる
●睡眠リズムを整える
●うつ症状を緩和させる
etc・・・
「いくつあるんですかー!」と叫びたくなるぐらい色々とありますよね。とても全部なんてできないです。私なんてせいぜいできるのは「昼寝をしない」(元々あまりしないけど)ぐらいでしょうか。
コーヒーは「カフェインレス」を頼んで持ってきてもらうようにしました。ちょっと気休めですけどね。
「不眠症」に悩んでいない人は、知らず知らずのうちにこれらを実行しているとでもいうんでしょうか?・・・かなり疑問符がつきます。
そんなに不摂生って、よっぽどでもない限りしてないよね?
「運動しない」、「暴飲暴食」、「寝たり寝なかったり」・・・してたら、不眠症に悩むよりももっと別の大病をわずらいそうですよね。「不眠症がない人はこれらをすべて実践してるんでしょうか?」こういうと医者でも返答に困ると思いますので機会があったら使ってみて下さい。
あなたの「体質」がどうのこうのと言い訳すると思いますが、最悪「自律神経ですね」で片付ける医者とかもいます。それって言い換えれば「私には治せません」と白旗揚げてるも同然ですからね。
日本で20万人が発症している「過眠症」
●ナルコレプシー
●突発性過眠症
●反復性過眠症
「不眠症」の解決方法をご紹介しましたが、日中眠くなるのは「過眠症」とよばれ、近年注目されてます。
「ナルコレプシー」は急激に眠気が襲ってくるらしいです。15分ほど眠ればスッキリできるとか。「オレキシン」不足で引き起こるということが判明されているので、薬で緩和できるようです。
やっかいなのは「突発性過眠症」と「反復性過眠症」一度寝入ってしますと数時間目覚められないことも。「反復性過眠症」は「意識障害」の一種であるのではという見解までには研究でいたっています。20万人以上の悩める人がいるのですから、医者にはがんばって「治療法・解決方法」を早く確立させてもらいたいところです。
目からうろこの「眠気解消法」
「量より質」
誰しも経験があると思いますが、「早く寝なくちゃ、早く寝なくちゃ」とあせって結局目がさえて眠れなくなってしまうことってありませんでしたか?
私の場合「8時間は寝ないと。明日また出張なのに眠くなったら大変だ」と早めに床につく事がよくありましたが、歳を追うごとに7時間→5時間とどんどん睡眠時間は短くなる一方です。
最近の研究結果で「寝すぎも早死にする」といわれてるので、その点は安心しているのですが、5時間しか寝ていない次の日にはもう冷や冷やものです^^: でも不思議と「眠くならない」んですよね。自分でも不思議でしょうがないんですが、何度かそういうケースがありましたが、眠くはなりませんでした。
ある文献でこういう内容をよんだ事があります。
「睡眠時間を長く取りすぎて、効率が悪くなっている」
つまり、こと「睡眠」に関して散漫だということです。休みの日なんかソファに横になって、だらだらと過ごしますが、「浅い睡眠」を幾度となく繰り返します。かえって疲れちゃって、月曜の朝はブルーな時が多かったですね(笑)
睡眠時間が(歳とともに)減ってきたのは結果良かったかもしれません。「睡眠」に集中できるようになってきたようです。(たとえが変ですが・・・)
文献には「睡眠時間を減らせ」と書いてありました。かなり強引ですが、そういった治療方法もあるようです。8時間睡眠より6~7時間のほうが長生きできるそうですから、8時間以上寝ている人は1~2時間削ってみませんか?
そして「寝ることに集中」してみてください。
「最初はかなり辛い」らしいですが、それで「過眠症」や「眠気」から開放されればしめたものだとは思いませんか?不眠症の人にも一条の光となればいいんですが・・・