ベッドを買い替えるときなんて、そんなにあるもんじゃありませんよね。
引越し、単身赴任、一人暮らしを始める事になった、今のベッドのマットレスがへたった… どれをとっても数年~十年に一度のことです。
とにかく「安く」買いたい!予算は低くしたい!そんなご要望に応えられるのが、インターネット通販の激安・格安サイトです。
「安かろう、悪かろうじゃないの?」というお言葉が聞こえてきそうですが、実のところ質はけっこういいんですよ。
メーカーも努力している!
元量販店販売員の立場からカミングアウトすると、数十年前は正直言って「粗悪」な商品も扱ってました。
「これ原価安いだろ?」っていう商品もたくさん目にしました。もちろんそんな商品はクレームも結構多いのですが、量販店のしったこっちゃありません。メーカーに赤伝切って、「クレームになったので品質の向上をお願いします」とFAXをいれるだけ。(当時はメールなんて普及してませんから)
その当時の家具屋さんの家具は本当に品質が良かったです。でも価格が馬鹿高い!バブル崩壊にリーマンショック!高い商品が売れる時代じゃもうありません。
そういう意味では量販店はいい仕事をしました。商品の低価格化!悪く言えばメーカーの締め上げ。それによって、家具流通業界の淘汰が始まるとともに、職人の時代から誰でも製作できるシステムの構築化にまで至ります。いまや工場はほとんど中国ですからね^^
私の子供の時にはなかった「激安」という言葉も今では当たり前!ベッドがネット通販では9,897円(送料無料)ですよ。信じられますか?量販店でもこの価格で出すのは無理です。出していても「客引き」用。家賃・人件費を差っ引いたら「赤字商品」でしょうね。
商社・問屋・小売店をぜんぶスルーで低価格化
読者のみなさんは「問屋:とんや」とか「小売」って聞いたことありますか?
私は高卒後にはじめて勤めたのが大阪のまっちゃまち(松屋町)というところでした。今でも多くの問屋さんが並んでいますが、主に雛人形・五月人形、おもちゃ、駄菓子屋さんのお菓子・祭りの景品・花火などをあつかっている問屋街です。
その当時は店の前に必ずといっていいほど、「小売お断り」と書かれていました。素人さんは基本的に相手にしてもらえません。今でこそ「小売もOK」というところがありますが、本来「問屋」は製造元と小売店の仲介が本来のお仕事だからです。
もしあなたが、商品の品質を下げずに「価格」を下げようと思ったらどうしますか?すでに製造過程におけるコストは中国で最低限になっているものとします。
そうですよね。できるだけ物流行程のコストや手間を省けば安くお客さまのもとへ届けることができます。
商社や問屋、そして小売店(量販店・家具店)これら中間マージンが発生する仕組みをスルーしてしまえば「激安商品」となるのです。スルーするのがいいか悪いかは別として、インターネット通販のメリットはここにあります。
最近では、AMAZONのFC(フルフィルメントセンター)のようにストックできる倉庫は当たり前になりましたが、超巨大な配送センターもしくはメーカー・製造元、大手卸元から直接お客さまの元へ直送されています。(ドロップシッピング)
メリット:安くても高品質になっている!
品質の向上も目をみはるものがあります。いまでもカラーボックスなどに使われているプリント化粧紙のみの仕様から、ウレタン樹脂塗装や、強化樹脂仕上げと変化しています。
プリント化粧紙のみの場合は飲み物などを置くと、結露であとが付いたり、ひどい場合は生地がふやけてしまったりしてしまいますが、樹脂仕上げのものはお手入れもカンタン。傷にも強いし、汚れも付きにくいんです。
上図のようにガムテープをはがしてもあとが残らないというすぐれもの。永く愛用するにはチェックしておきたいポイントです。
デメリット:安いから妥協しないといけない面も・・・
インターネットで買える格安ベッドのほとんどが、自分で組み立てなければいけません。(組立サービスを有料でしている商品も有)
配送は基本お玄関までという形になっているので、お部屋への持ち込みもご自身でしなければいけません。面倒だなあという方にはネット通販は向かないかもしれません。
IKEAで買っても組み立ては自分です。別途配送サービスがありますが、DIY人気のせいかみなさん自分の車で運んで自分で組み立てるケースが多いようですね。
自分でベッドを組み立てる
ベッドの組立というと「大変!」というイメージがありますが、実際にやってみると意外と簡単な場合があります。下に2例挙げましたのでご覧ください。
ご覧頂いたように要領はどちらも同じです。女性の方でも15分~1時間以内(内容確認含む)で組み立てられると聞きます。DIY好きな人はぜひチャレンジしましょう。プラスドライバーは必須です。電動ドライバーがあれば作業がよりはかどります。
マットレス下の構造 通気性はいまひとつ
ベッドの床板といわれるマットレスを置く面ですが、最近は通気性を考えてすのこ仕様になっているケースが多いです。
激安・格安とよばれるフロアベッドは以下の写真のような構造をしたものが大半になっています。
一応通気性を考慮されていますが、すのこ仕様のベッドに比べると劣る面があります。マットレス自体の通気性も向上してますので、あまり気にしずぎる必要はありませんが、風通しの悪いお部屋や湿気やすいお部屋の場合は注意が必要になるかもしれません。
マットレスの選択だけは細心の注意を!
予算を抑えてベッドを購入するなら、フレームに注目しましょう。先述した税込9,897円のフロアベッド(シングル・フレームのみ)の詳細を紹介すると、シンプルなヘッドボードで人気の「リャーノ」という商品があります。人気のウォルナットブラウンもラインナップにあります。
また宮付き(物が置ける)ヘッドボードがほしいかたには、「ヴェーヒル」というシリーズがあります。ホワイトとブラックのラインナップを展開していて、スタイリッシュ感を演出してくれます。コンセントが付いているので、スマホの充電もできて便利!税込11,796円(送料無料・シングルフレームのみ)
どちらも強化樹脂仕上げでキズやほこりに強い仕様です。
■「リャーノ」フレームのみの価格は9,897円
■ボンネルコイルマットレスとのセットは14,644円
■ポケットコイルマットレスとのセットは19,244円
■国産ポケットコイルマットレスとのセットは38,664円
■フランスベッド製デュラテクノマットレスとのセットは49,464円
フロアベッド「リャーノ」の商品ページはこちら
■「ヴェーヒル」フレームのみの価格は11,796円
■ボンネルコイルマットレスとのセットは16,544円
■ポケットコイルマットレスとのセットは21,384円
■国産ポケットコイルマットレスとのセットは40,824円
■フランスベッド製デュラテクノマットレスとのセットは51,624円
いずれも税込・送料無料です。
フロアベッド「ヴェーヒル」の商品ページはこちら
その他格安ラインナップ&新着はこちら
ご覧頂いたように、マットレスの種類によっては価格差が大きく生じます。しかし十年間毎日あなたが使うアイテム。マットレスだけは妥協しないでいいもの・体に合ったものを選択しましょう。
またネットで購入する際はマットレスの選択肢が多いお店(WEBショップ)を選びましょう。選択肢が多いと自分にどれが合っているのか迷いがちですが、あなたの健康をも左右する寝具のひとつです。すこしだけ時間をかけて、慎重に選んでください。
マットレスのそれぞれの特徴や選び方はまた別の機会に・・・
記事:ボンネルコイルVSポケットコイル比較
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