パジャマの睡眠効果!睡眠の質向上のために子供の寝間着はパジャマが〇

目覚まし時計とパジャマ

夜中に子どもがぐずる…、何度も目を覚ますなどでお困りではないでしょうか?普段は何を着せて寝かせているのでしょうか?まさかスウェットやジャージなど、部屋着のまま寝かせてはいませんか?

良い睡眠には、寝具だけではなくパジャマも影響するといわれています。睡眠の質を高めるためにパジャマがおすすめの理由と、着心地の良い寝間着の選び方を紹介します。

スポンサーリンク

シムキューファニチャーのバナー

ネットだから安い!しかも高品質保証

子どもの成長のためにもパジャマはおすすめ!

子どもは昔から「寝る子は育つ」といわれているように、寝ている間に成長ホルモンが多く分泌されます。睡眠は子どもの成長にはとても大切な要素のひとつです。

子どもは大人よりも代謝が活発なので、寝ている間により多くの汗をかきます。汗をかいた状態のままでは体を冷やしてしまいますし、あせもなど肌トラブルの原因にもなりかねません。

より良い寝心地のためには、子どもにも寝るために必要な性能を備えている「パジャマ」を着せて寝かせてあげるのがベストです。

子ども用のパジャマは寝相が悪くても、お腹がめくれないように腹巻や上下をつなぐボタンがついているなど工夫してある商品もあります。夜中に起きて着崩れを直してあげているお母さんもこれなら安心ですね。

パジャマに着替える男の子

良い睡眠にパジャマはマストアイテム!快適に眠れるその理由とは?

睡眠の質を高めるにはなぜ部屋着ではなく、パジャマがおすすめなのでしょうか?

ジャージやスウェットは化学繊維の生地のものが多く、着心地は良くても吸湿性に優れていないため、汗をかくと蒸れやすく寝間着に適しているとはいえません。

また冬は何枚も着こんで厚着にすると体温調節が難しくなり寝苦しくなるとさえいわれています。

日経電子版:冬の厚着はダメ

それに対しパジャマは通気性や吸水性、吸湿性を考慮されて作られていますし、眠りの「質」さえも良くする効果があるといわれています。

睡眠効率3%上昇グラフ

寝る前にパジャマに着替えるという習慣が一日の終わりを認識させて、寝つきにかかる時間がパジャマを着ていないときよりも約9分も短くなるスリープセレモニー(入眠効果)があることや、夜中に目覚める回数が約15%も減少するという効果が調査により報告されています。

夜中に目覚める回数比較グラフ

良い睡眠を得るための“寝間着”選びのポイント4つ

パジャマなどの寝間着を買う時はついつい柄に目が行きがちですが、機能性や材質・お手入れのしやすさなどにも着目しましょう。

ゆったりとして体を締め付けないフォルム

ゆったりとしたフォルムの寝間着が理想的です。ごわごわと生地の厚いものや細身のタイプはおすすめできず、動いたときにつっぱり感があると熟睡はできません。

またウエストのゴムがきついと寝苦しいので、その際はワンランク上のサイズが望ましいかもしれません。子どもの成長は早いので「小さくなったかな?」と思ったらすぐに買い替えましょう。小さいサイズを無理に着ていて、お腹を出して寝冷えしたら大変ですからね。

服が小さくお腹が出ている子供

動きやすく寝返りがスムーズにうてる

腰痛のない人で1晩に平均約20回寝返りをうつといわれています。寝返りは睡眠には欠かせない要素のひとつで、長時間同じ姿勢で起こる体のうっ血やしびれなどを解消してくれます。

子どもは大人よりも寝返りが多く、寝相も悪いですよね。寝相が悪いほうが熟睡できているともいわれていますが、なるべく寝返りがしやすいよう、体に生地が巻きつかずリラックスした状態を保てるものを選んであげましょう。

洗濯後の折りたたんだパジャマ

毎日洗濯してほしいが乾燥機はダメ

寝ている間に汗をかき皮脂などの汚れがつくので、定期的に洗濯が必要です。一般アンケートでは2~3日に一度の洗濯が最も多いようですが、夏場などはやはり毎日こまめに洗濯する*のがおすすめです。

また花粉やPM2.5が飛散する時期などは、洗濯乾燥機の使用で付着を防止することができますが、生地が傷んだり縮みが10%以上(麻や綿素材)に及ぶこともあります。できるだけ天日干し、浴室乾燥などをご利用ください。また洗濯の際は、洗濯表示を必ず確認しておきましょう。

【花王】:パジャマの洗い方

* パジャマを洗わないでいると・・・
• アレルギーを引き起こす
• 免疫力低下
• 体臭がくさくなる
• ブドウ球菌が増える
• ニキビの原因
• 寝つきが悪くなる

通気性、吸水性・吸湿性に着目!おすすめのパジャマ素材

人は季節に関係なく、寝ている間に約コップ一杯分(200ml)の汗をかくといわれています。特に夏は汗をかき、蒸れやすいので睡眠を妨げてしまいがちです。体内の熱がこもらない通気性や吸水性、吸湿性の良い素材を選ぶようにしましょう。

夏は汗をよく吸い取り涼しいもの、冬はあたたかく保温性が高いものなど、温度や湿度をうまく調整できる天然素材のものがおすすめです。それぞれの素材の特徴を知って、季節ごとにパジャマを使い分けるのが理想です。

綿

綿は吸水性、吸湿性に優れていて、肌触りが柔らかく、丈夫で洗濯もしやすくて取り扱いが簡単です。ほとんどのパジャマ生地に使われています。軽い着心地で通気性も良いため、夏場や汗かきの人にもおすすめです。

オーガニック・コットン・農薬等の科学的なものをなるべく使わずに育てられた綿花でできたもの
・通気性、吸収性は◎
・敏感肌の人におすすめ
春、秋向き
ダブルガーゼ

・赤ちゃんの肌着としても人気の素材で肌にやさしい
・適度な保湿性があり、通気性と吸水性は◎
・洗濯するほどふんわりした風合いになる

春、夏、秋向き
天竺ニット

・薄手で適度な伸縮性があり、Tシャツなどの素材に使われる
・さらりとして柔らかい肌触り
・通気性、吸水性は◎

春、夏、秋向き
スムースニット

・天竺ニットよりも厚みがあり温かく、寒い時期もOK
・伸縮性があり、しっとりなめらかな肌触り
・吸湿性に優れていて、蒸れにくい

秋、冬向き

シルク

シルクは人の皮膚に近い成分(たんぱく質)でできていて、人の肌に最も近い繊維といわれています。夏はさらっとした肌触りで涼しく、冬は保湿性が高くあたたかくて快適です。上品な光沢があり、肌なじみが良いので上質な着心地が味わえます。肌にやさしいので、敏感肌やアトピーの人にもおすすめです。

麻も吸水性、吸湿性、放湿性に優れています。天然素材の中でも最も丈夫といわれ、洗濯に強く洗うほど麻の味わいが出てきます。また速乾性があり、濡れても乾きが速く蒸れを軽減するので、暑い夏にはぴったりの素材です。ひんやりとさらさらした着心地が楽しめます。

リネン(夏向き)・吸湿性、放湿性は◎
・伸縮性はなし
・ラミーよりは柔らかく、しなやかな肌触り
ラミー(夏向き)・吸湿性、放湿性は◎
・伸縮性はなし
・リネンよりはシャリ感が強く、ひんやり感もあり

同じ綿や麻の素材でも織り方や編み方によって完成する生地がさまざまです。【パジャマ工房】:生地別にパジャマを選ぶ

吸湿発熱素材を売りにしている商品ですが、汗の量によって体温を下げる場合がありますのでご注意ください。【日経電子版】:吸湿発熱素材の落とし穴

まとめ

• 部屋着で寝るのをやめてパジャマを着させる
• 子ども用のパジャマで寝冷え対策
寝返りがしやすい寝間着のほうがよく眠れる
子どもや自分に合った素材を吟味する

パジャマを着た女の子

子どもにとって良質な睡眠は成長には欠かせずとても大切です。日中走り回って遊び疲れた体を癒すためにも、1日の終わりには心身ともにリラックスできる寝間着を着させてあげることが望ましいでしょう。

子どもがぐっすり気持ちよく寝てくれると、親は子どもの寝顔に癒され、安心して朝までゆっくり眠ることができます。親子ともに良質な睡眠生活を得るためにも、ぜひ子どもにもぴったりなパジャマを選んであげてください。

written by Shin.

コメント