窓の位置とベッドの良い関係

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窓のある寝室はメリットがいっぱい・・・

窓のある寝室は明るく開放的なのがメリットです。朝、カーテンを開けて明るい光が差し込むと「今日も一日がんばろう!」と、前向きな気持ちになりやすいもの。

湿気がこもりがちなベッドルームに窓を開けて新鮮な外気を取り入れられるのも大きな利点。また、ベランダなどに接した窓であればベッドパットや枕などさっと干せるのも便利ですね。

寝室に窓があるのはよいことなのですが、窓の形状や位置に適した工夫次第でより快適な寝室が作れることはご存知でしょうか。今日は窓のある寝室のメリットを最大限に生かした寝室の作り方をご紹介します。

掃き出し窓とベッドの関係をよくするポイントは3つ

ポイント1:掃き出し窓とベッドは最低30㎝離す

よくある間取りとして、壁の一辺が「掃き出し窓」になっているものがあります。窓が大きく室内が明るいという利点があるのですが、窓側には家具などを配置できないため、窓際に背の低いベッドを配置する人も多いのではないでしょうか。

通常、窓のある面にはクローゼットや押入れがないので、窓際にベッドを置くことは間違っていませんが、出来るだけ部屋を広く使いたいからと窓にピッタリ寄せてベッドを配置することはおすすめできません。

その理由は主に2つ。

1)窓にピッタリ寄せると結露などの影響でカーテンや布団カバーなどにカビが発生しがち


ソフト:せっけい倶楽部

特に夜間、人の体温で暖まったベッド周辺に、外気温にさらされた窓があると結露しやすく、常にそこに触れている布類などにカビが発生しやすくなります。厚い布団に押されたカーテンが一晩中濡れた窓に密着していることも。知らずにカビが繁殖して健康に悪影響を与えかねません。

2)窓際は外気温に近く睡眠時の体が冷えてしまう

体は睡眠時に体温を下げて休眠状態に入ります。そのうえ窓際の冷たい空気に一晩中さらされていると、寒さでなかなか寝付けなかったり、知らぬ間に寝冷えをしたりすることもあります。

窓際にベッドを配置する際に注意することは、窓からベッドの距離を開けること。理想は人が通れる60㎝程度ですが、無理であれば30㎝程度は開けたいもの。窓とベッドの間に小さなチェストや、ベッドサイドテーブルなどを置くのもよい方法ですね。

こうすることでカーテンと布団が密着するのを防ぎ、冷たい外気からも体を遠ざけることができますし、掛け布団を垂らす余裕も生まれます。さらに、掃き出し窓に下げるカーテンはサイズを正確に測り、床面すれすれまで届く長さにして冷気や光をシャットアウトしましょう。

ポイント2:掃き出し窓に頭を向けるならヘッドボード付きのベッド

ベッドのそばの窓
窓に対して直角にベッドを配置する場合、掃き出し窓ならベランダや外への出入りがしやすいという利点があります。その場合は窓からの冷気をシャットアウトするためヘッドボードがあるタイプのベッドを選べば、寒い季節も快適に眠れます。

その際も、カーテンは厚手の遮光カーテンにし、外の冷気からの影響をできるだけ防ぎましょう。窓からヘッドボードは30㎝以上の間隔を開け、カーテンが引っかからないようなスペースを作ることも大切です。

ポイント3:掃き出し窓に足を向けるならドアの位置にも注意

掃き出し窓に足を向けて寝る場合はドアの位置が重要です。頭上の死角となる位置にドアがあると、部屋に侵入してきた人やモノを確認できず落ち着きません。

人も動物ですから、睡眠という無防備な状態の時に外敵の侵入を確認できないと、本能的に安眠できなくなります。ドアがある方とは逆の壁際にベッドを配置すれば、少し頭を動かすとドアが確認でき安心感があります。ドアの位置にも注意しながらベストなベッドの位置を探ってみましょう


ソフト:せっけい倶楽部

掃き出し窓と直角の壁面に頭、が理想

理想的なベッドルーム
理想の配置は、掃き出し窓と直角の壁面に頭を向けることです。ある程度の部屋の広さがある場合はこの配置がおすすめ。掃き出し窓とベッドは離して、ベッドの両側に空間が確保できるのが理想的です。

この配置なら掛け布団を両側に垂らすことができますし、左右どちらからでもベッドに乗ることができます。また、窓から離れているため、冬の冷気や、暑い時期に窓を開けていても、外の足音やエアコンの室外機音の影響から遠ざかることができます。

とはいえ、ドアを開けてすぐ正面に枕元が来るような場合は、違う配置を探った方がいいでしょう。特に夫婦の寝室では、どちらかが眠っているときにドアを開けると、漏れる明かりや物音で目を覚ましてしまうなど、眠りを妨げてしまう可能性があります。ベッドの向きを逆の壁につけられないか検討してみましょう。

理想的なベッドの配置イラスト
ソフト:せっけい倶楽部

寝室に複数の窓がある場合は小さい窓に頭を向けよう

寝室に複数の、中でも大きな掃き出し窓が2か所以上ある部屋は、そもそもあまり寝室には向きません。明るい光や外からの刺激(物音や自動車の走行音など)が入りすぎて、眠りを妨げてしまう恐れがあります。ほかにも部屋があるなら、もっと寝室に適した部屋がないか検討しましょう。

掃き出し窓と腰高窓のある寝室なら、工夫次第で快適な寝室になります。この場合は小さい窓面にベッドを寄せる配置がおすすめです。窓が横にくる位置でもよいですし、ある程度部屋の広さがあるなら、小さい窓の下に頭が来るような配置もよいかもしれません。その場合ヘッドボードと窓が重ならないようならバランスも良くすっきり収まります。

ベッドの配置方法
ソフト:せっけい倶楽部

窓がない部屋は寝室に向かない?

灯り
窓がない部屋は寝室としてどうなのでしょうか。人は全くの暗黒になると心理的に不安になる習性があるのだとか。睡眠時も完全な闇の中では知らず知らずに不安を感じているんだそうです。

実は、人が安心して眠れる明るさは0.3ルクス程度。これは半月ほどのあかりか、もしくは薄いカーテンや障子ごしの満月の明かりが目安になります。窓のない部屋の場合は、消灯すれば真っ暗になるので寝室向きと思われがちですが、全くの闇の中、安眠できるかというと・・・、かならずしもそんなことはなさそうです。

十五夜 お月見イラスト

それでも、枕元の電気スタンドをつけたまま寝るのは考え物。ろうそくの明かりを間近で見ると10~15ルクスですから、枕元のスタンドでは明るすぎます。そこで、窓のない寝室の場合、明かりが直接目に入らない位置に小さな電球程度の明るさを灯してみましょう。それだけでぐっと安眠できる部屋になります。

まとめ

いかがでしたか?窓はさわやかな空気を入れたり明るい光をもたらしてくれる一方、冷気の入り口であったり、結露が発生しやすいなどの問題点も抱える便利で厄介な存在。寝室のインテリアを考える際は、ぜひ窓の位置を確認して快適な眠りを手に入れてくださいね。

筆者:ぴこのバナー

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