子供用ベッドは何を基準に選ぶ？買い時のタイミングをまちがえないで

子供用ベッドを買うときにはいろいろと迷ってしまいますよね。
まずはマットレスの種類ですが、どんなものがいいのでしょう？

子供用は硬めのマットレスがGood!

ベビーベッドを卒業して、親子で川の字になって寝る時期を過ぎたら、
そろそろ子供用のベッドを買おうかなという時がきます。

量販店などにいくと、ついついフレームに目が行きがち。
でもこれって失敗する典型的なケースです。

まずは、1にも2にもマットレス選びを優先しましょう。

最近主流のポケットコイルマットレスは体圧分散性に優れているマットレスですが、発育途上にあるお子さんには無用の長物です。

小さいお子さんは寝返りが多いので、「すこし硬め」のベッドのほうが寝返りがしやすいのです。

いわゆる従来型のボンネルコイルマットレスがお薦めです。

低反発素材のマットは避けましょう

低反発素材のマットレスに寝ていて、とても快適だという方は、お子さんにもぜひ使わせたいと思われるかもしれませんが、成長過程にあるうちは避けた方が無難です。

低反発マットレスはゆっくりと沈み込み、体をサポートしてくれます。
寝返りの多い人は低反発マットに変えて、寝返りが減り、熟睡できたというケースもあります。

ただ、人によっては腰痛が出たとか、沈み込みすぎて蒸れるといった場合もあるのです。通気性に関してもあまり優れているとはいえません。

硬いマットに寝ていると、体圧による血の滞りがあり、どうしても寝返りをうたざるをえないという状況になります。一見体には良くなさそうにも思えますが、それによって症状が改善される場合もあるのです。

通気性のいいマットレスを選びましょう

子供はとかく汗かきです。人は寝るときに体温をさげようとします。
体温が高い子供は汗をたくさんかいて体温調節しようとします。

赤ちゃんが寝るときに手足が熱くなるのをご存知でしょうか？
これは熟睡するために熱を放熱しているといわれています。子供はよく足で布団をけとばしますよね。あれは放熱状態にあって暑いからなんです。

汗っかきの子供のベッドには、通気性のいいマットレスを選んであげてください。
ポケットコイルマットレスはコイルひとつひとつを不織布という布で包んであり、ベッド一面にコイルが敷き詰めてあるので、通気性は他と比べると劣ります。

安価なボンネルコイルマットレスや、Z型スプリングマットレス（高価）がお薦めです。

何歳ぐらいにベッドを買えばよいか？

子供さんの成長具合にもよりますが、3歳を目処にベッドの購入を検討されるのがいいと思います。

すこし早いかなと思われるかも知れませんが、子供の成長はあっていう間です。
10年間お使いいただくと、もう中学生になっています。成長の早いお子さんならば、160cmぐらいになっているのではないでしょうか。

子供用から大人用のベッドへの買い替えも検討する時期ですので、それを考慮に入れて3歳になったら子供用ベッドの購入をお薦めしています。

セミシングルやショート丈

子供用ベッドというと、小さいものや可愛いものをイメージされるかもしれませんが、必ずしも専用のもを揃える必要はありません。

ベッドのラインナップにもよりますが、セミシングルサイズやショート丈のベッドもあります。

セミシングル・・・マットレス幅80cm
ショート丈・・・マットレス長さ180cm

シングルマットレスが幅90cmですので、約10cm小さめに設計されています。
長さは15cmほど短くなっています。マットレスに合わせてベッドフレームも小さく設計されていますので、設置場所が限定されず、子供部屋に最適なレイアウトが可能です。

ショート丈ベッド一覧こちら

フレームはお好みのものを・・・

量販店では子供用ベッドは1~2点ほどしか置いていません。

品数豊富なインターネットを活用して、お子さんが満足するベッドを探してあげてください。ベッドフレームはお子さんの好みのもので構いません。

マットレスによっては、フレームが限定されてしまいますが、そこは親御さんが「これとこれとどっちがいい？といった感じで、ある程度しぼった形でお子さんにに選択させるのが理想です。

ほとんどのラインナップが「宮付き」仕様になっています。「宮付き」とはヘッドボードにものが置けるタイプのものをいいます。

絵本などが置ける「宮付き」やコンセントがついていて、ゲーム機器などの充電ができるものもあります。いっしょにどれがいいかを考えてあげましょう。

まとめ

●硬めのマットレスを選ぶ
●通気性のマットレスを選ぶ
●ショート丈、セミシングルサイズベッドをチェックする
●フレーム選びは子供と一緒に考える
●3歳頃をめどに子供用ベッド購入を検討する