巷では「朝活セミナー」や「朝合コン」などが開催され、すっかり定着した感のある“朝活”ですが「朝活を始めたのはいいけれど続かなかった」という人も多くいるのではないでしょうか。朝活が続かない人にありがちな理由とその対処法をまとめてみました。
「朝活」とは
“朝活“はその名の通り「朝行う活動」のことです。いつもの時間より早く起きて、通学前・出勤前の時間を有効活用するライフスタイルを指します。「活動」の定義はさまざまですが、ジョギングをしたり、趣味に興じたり、また最近は、早朝の時間帯に行われるセミナーなども増えています。
メリットがあるとわかっていても続かない「朝活」
朝活のメリットは色々あるといわれています。
・集中力が増す
・成長ホルモンが促されてきれいになる
・朝の運動はダイエット効果が高い
・ゆう鬱感を抑制する
「世界で活躍する成功者の多くは朝の活動を大切にしている」なんていう話を聞けば、さっそく明日から朝活を!と意気込んでみたくもなりますよね。でも2日、3日と経つうちにうやむやになり、結局1週間と経たずに元の生活に戻ってしまった・・・なんてこともありがちです。
朝活が習慣化できない理由は人それぞれにありますが、多くの人が陥ってしまうパターンについて「対処法」を知っておくと、夜型に戻りそうになった時、軌道修正が可能です。
朝活が続かない人にありがちな3つのパターンと対処法
「朝活」は30分の早起きで、好きなことを行うことで継続
朝活を始めるときに「朝4時に起きてジョギングをする!」など極端な計画を立ててしまう人は挫折しやすい傾向にあります。初日にはなんとか4時に起床しても、一週間もすれば「今日は休もう」などと甘えが出てきたり、連日の早起きがたたって、普段通りの時間まで寝てしまう人もいるでのではないでしょうか?そのような人は立てる「目標」が高すぎるのです。
朝活を習慣化する”コツ”は、ほんの少しの早起きから始めることです。普段7時に起きている人は30分早めた、6時30分に起きることからはじめましょう。そして特別にやりたいことがなければ”簡単なことから始めてみる“のがおすすめです。
・大人買いしたコミックス(マンガ)を読む
・スマホアプリゲームのレベル上げに専念する
・ダイエットで我慢しているスイーツを食べる
(血糖値に問題を抱えている人は、サラダやヨーグルトの後に摂取ください)
楽しいことなら早起きのモチベーションも上がりますし、続けているうちにコミックスが読書に、ゲームのレベル上げが「スキルアップ」の時間に変わっていくかもしれません。早起きしたときの集中力と、気持ち良さを体で実感できれば、さらに一歩進んだ有意義な時間を過ごすことは、さほど難しいことではありません。
・必ずベッドから出て行う
・決めた時間に着替えて行う
・朝食を摂ってから行う
・トイレを済ませてからはじめる
夜更かしがやめられない人は“無理のない”「朝活」から
夜更かしがやめられない人の多くは、プライベートな時間は「夜にしか作れない」という固定観念が邪魔をしている場合があります。
シャワーを浴び、食事を済ませたあとにすぐに眠ってしまったら、あなたは「1日何もせずに終わってしまった・・・」と後悔するタイプですか? それでは、しいて夜にやりたいことは何でしょう?ハードディスクに溜めこんだ情報番組やニュースを見ることですか?それとも、スマホでSNSの更新や株、証券情報をチェックしたいのでしょうか。毎日日記をつけないと気がすまないという人もいると思います。でもそれらを効率よくこなそうと思えば、(副交感神経から交感神経に切り替わる)”朝に行う”のが理想的だって知っていましたか?
ついテレビドラマを見ながらダラダラ飲んでしまう・・・という人も”朝活が続きにくい人“です。深酒をしたときは眠りが浅くなるので良質な睡眠は得られませんし、翌朝も脳がスッキリ目覚めません。不摂生がクセになっていたら、生活改善のためにも週2回程度“無理のない”「朝活」から始めてみましょう。
朝活をした日は頭がすっきりし、きっと仕事の効率も上がるはずです。体調も徐々に変化し、それを”気持ちいい”と感じられれば、週に3回・4回と増やしてみることをおすすめします。
メリットが感じられない人は“生産性”に注目!
朝活が続かない人の中に「一度は朝活をしてみたけど、あまりメリットがなかった」という人も多いはずです。就寝時間を変えずに、朝だけ早く起きれば、昼間に眠気がやってきますし、頭もぼーっとして実際仕事の効率は下がります。朝活と早寝は必ず「セット」として考えるようにしましょう。また、「朝起きたのはいいけど、何をしていいかわからない」という人もいます。何もすることが浮かばなければ、朝活のメリットは感じにくくなるのも当然です。
そういうあなたは”生産性“に注目してください。時間は誰に対しても公平に有限です。有意義に人生を送るためには、無駄な時間をそぎ落とし、「生産性の向上」を心掛けることが必要です。
「今日は無駄に時間をすごしてしまった!」という経験はありませんか?家事の最中ついTVを見入ってしまい、あっという間に1時間が過ぎてしまった・・・、捨てるはずの雑誌を読んだばかりに、気付けばすっかり夕方だった・・・なんていう経験も多かれ少なかれあると思います。これらは特に何も生み出さない「生産性のない時間」です。
「今日するべきことを整理して、頭の中をクリアな状態に保つ」ことが、朝活の本来の”目的”といえます。朝起きてもやりたいことが見つからない人は、その日のうちに”必ずやるべきこと“を、まずメモに書き出してみましょう。
書き出していくうちに、ランダムに頭に漂っていた”やるべきこと“が、はっきりとした目標となって、頭の中でタスク化されていきます。そして自然とタスクをこなすように、効率的な生活リズムができてきます。
すると必然的に、先ほどの「生産性のない時間」は減りはじめます。余った時間は、リフレッシュする時間にあてたり、勉強をしたりという「何かを生み出す時間」へと変わっていき。「何をするにも時間がない…」という現代人にありがちな悩みも、改善していくことにきっと気づくでしょう。
1時間の「朝活」で年間15日もの“自由時間”が作れる
1時間× 7日(1週間) =7時間
×30日(1ヶ月)=30時間
30時間×12ヶ月(1年)=360時間(約15日分)
まとめ
朝活が続かない人は、目標を高く持つ”まじめな人“が多い傾向にあるといわれています。「早寝早起きして何かをしなければいけない」という気持ちは強くもっていても、実際やってみると「何をすればいいか分からない」「興味をもてず続けられない」というのが現実だと思います。
「朝活」がストレスになってしまったら、早起きしている意味がありません。ストレスフリーになるための「朝活」でもあるので、「早起きしているうちに、調子よく過ごせるようになったらなあ」ぐらいのゆるい気持ちで、大好きな趣味からスタートしてみましょう。
written by piko.
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