一人暮らし、ベッドと布団どっちが正解?メリットVSデメリット

布団の上の女性

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すっきり広々お布団か、楽々ベッドか

お部屋も決まっていよいよ一人暮らしのスタート!

まずは大きめの家具の配置を考えますが、ここでふと頭をよぎるのが「ベッドって必要…?」という疑問。確かにお部屋の中で大きなスペースをとるベッドがなければすっきり広々と生活できそうです。とはいっても布団の上げ下ろしって考えただけで面倒!

ついには敷きっぱなしになって、むさくるしい万年床に…。さらには布団の下にはカビが!と、ここまで想像できちゃうのが怖いところですね。ベッドなら上げ下ろしの心配も万年床の心配もありません。

そこで、一人暮らしには布団かベッドかどっちが正解?というに答えを出すべく、それぞれのメリットデメリットを含めて考察してみましょう。

布団のメリット・デメリット

折りたたんだ布団

「お布団」は日本では昔からなじみのある寝具ですよね。欧米の「リビング+ダイニング+寝室」といった大掛かりな住宅ではなく、昔ながらの「6畳一間」で寝食を済ませ、コンパクトに生活するスタイルを確立するためには欠かせない寝具でもあります。

メリットとしては…

・狭いスペースを有効に使える
・こまめに干せるから清潔

たたんで押し入れにしまうことで、居室を寝室やリビング、さらにはダイニングにも利用できてしまうのは、部屋が狭い人にとって大きなメリットですよね。加えて、特に夏場に湿気の多い日本ではこまめな寝具の天日干しが必須ですし。

カビやダニの繁殖を抑えるためにも、ひょいと手軽に干せる布団は大変重宝します。それでは布団のデメリットはどうでしょう?

・朝、忙しい時間の布団の上げ下ろし
・起き上がって立つ動作がしにくい
・腰に負担がかかる

などが挙げられます。特に若い世代になればなるほど、朝の忙しい時間に行う布団の上げ下ろしがネックになるのではないでしょうか。逆に年配になればなるほど、起き上がりや腰への負担などがつらくなってきます。

和室に敷かれた布団

昨今の住宅は部屋に押入れがついていないこともよくあります。押し入れは布団を収納することを前提に作られていますが、今はほとんどクローゼットにとって代わり、衣類は収納できても布団を収納するのに適していません。そんなことからも布団がだんだん時代にそぐわなくなっているのも事実かもしれません。

押し入れの写真

ベッドのメリット・デメリット

ベッドは欧米の生活スタイルに適した寝具です。食事をする部屋と眠るための部屋が別々にあるため、据え付けのような寝具が定番化しています。

ではベッドのメリットとは何でしょうか。

・収納の必要がない
・起き上がりや立つ動作が楽
・マットレスは腰に負担が少ない

など布団のデメリットを解消したものになっています。

起きてそのままベッドメイクを簡単にすませば出かけられますし、起きてから立ちあがるまでにも、一度腰掛ける動作が入るので非常に楽にできます。さらにマットレスは自分の好みに合ったやわらかさや素材を選べるので腰に負担をかけず済みますよね。

腰が痛い女性

デメリットは…

・大きくてかなりの場所をとる
・こまめに干せないので衛生面が心配

特に日本の住宅事情では、部屋の中で大きな場所をとってしまうのは大問題。部屋の1/3をベッドが占めてしまう、なんてこともあります。

さらに湿気の多い日本であまり干せないマットレスを使うのも心配です。ほこりやダニの温床になったり、カビが発生するなどのトラブルも少なくありません。さらに昔ながらの畳の部屋では、ベッドの脚などで畳を傷つけてしまうこともあります。

一人暮らし向きの寝具はどっち?

布団とベッドのメリット、デメリットはそれぞれいろいろあります。そこでどちらのデメリットが、より解決しやすいのかを考えてみましょう。

まずは両方の寝具のデメリットだけ挙げて、それぞれ解決できそうかを考えます。

【布団】
・朝、忙しい時間の布団の上げ下ろし…解決不可
・起き上がって立つ動作がしにくい …解決不可
・腰に負担がかかる        …解決可能

布団を干す女性

布団のデメリットである「上げ下ろし」。これを解決するには「万年床」を覚悟しなくてはなりません。すっきりした部屋で暮らしたいなら、布団の上げ下ろしは必須です。しかも万年床で部屋の面積を占有しては、部屋を広く使えるという布団のメリットもなくなり本末転倒です。

布団で寝る男性

次に「立ち上がりの動作」ですが、これは布団のメリットである「収納できる」点と表裏一体!低い位置からの立ち上がりは覚悟するしかありません。なのでこちらも解決の糸口はなさそうです。

最後に「腰への負担」ですが、これを解消するには布団の下にマットレスを敷く必要があります。布団用のたためるマットレスがありますので、この点は多少解決できるのではないでしょうか。

布団を干す男性

【ベッド】
・大きくて場所をとる…解決不可(一部ベッドでは解決可能)
・こまめに干せないので衛生面が心配…解決可能

ベッドのデメリットである「大きな場所を占める」ですが、この点はベッドの宿命といっても過言ではありません。どうしても解決したいなら、ロフトベッドなど床面を有効活用するようなベッドを選ぶのもひとつの手です。
ロフトベッド

しかし、多くの場合で場所をとる家具であることは免れません。

「こまめに干せない衛生面」は、定期的にマットレスを乾燥・通気してあげる等のお手入れで解決可能です。この点は気をつけさえすれば問題なさそうです。

まとめ

こうしてみていくと、そもそもベッドの方がデメリットの数自体少ないうえに、そのデメリットも解決可能なものになっているのがわかります。

さらにベッドは大きな場所を占有しますが、ファブリックなどを好みのものにすればインテリアの一部として共存することも可能です。そして布団と違ってソファー代わりになる側面も持っています。一人暮らしなら布団よりベッドの方が現実的な寝具といえそうですね。

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筆者:ぴこのバナー

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