まえおき:ほとんどの人がもっている「肩こり」
万人病っといっても過言ではない「肩こり」ですが、
今後重度化する人がさらに増える傾向にあるようですね。
それはみなさんも聞かれたことがあるでしょう。
いわゆる「スマホっ首」です。
人間の頭の重さは体重比で約10%前後と言われています。
つまり体重70kgの人なら7kgを支えています。
これは500mlのペットボトルなら14本分になります。
頭を傾けずまっすぐの状態で、これだけの負担がかかるのですから、スマホを見ていると(首を傾けた状態だと)その4倍も5倍も
首への負担がかかるといわれています。
頭を傾けた場合の首への負担(体重50kgの人) | |
0度 | ~6kg |
15度 | 12kg |
30度 | 18kg |
45度 | 22kg |
60度 | 27kg |
ニューヨーク脊椎外科医ケネス・ハンスラージ氏の研究
また、スマホだけに限らず、パソコンによるデスクワークも要因のひとつですね。
スマホやパソコンを長時間しない。長時間する場合は休憩をかならず挟むということは必要不可欠です。
血行が悪くなるといろんな病気がでる!
「スマホっ首」は首への負担だけではありません。
首を傾けることにより、体の軸がゆがんでしまいます。
猫背になり、お腹が前に出てくる体勢。
これは腰にも負担をかける結果になります。
長年この状態ですと、股関節にも影響がでてきます。
また、血流の流れ(血行)も心配です。
血行が悪いと色々な病気を引き起こすといわれています。
女性のお悩みで多い、肌荒れやむくみ、冷え性…。
将来大きな病気の原因にもなりかねません。
血流改善には「運動」することが一番いいんですが、
なかなかできませんよね^^
ならば体に負担にならないような生活を心がけることが
大切なんじゃないでしょうか?
寝るときの姿勢も大切!「寝姿勢」チェック
肩こりの原因はさまざまです。姿勢もあるでしょうし、歯並びもあるといわれています。そのひとつに「腰痛」があるのをご存知でしょうか?
実はこれはわたしの実体験なのですが、腰痛改善と同時に肩こりが治ったという事例をご紹介します。
私は学生の時にひどい「肩こり」持ちでした。
勉強のしずぎかなと姿勢には気をつけようと心がける毎日でした。
針・灸・カイロプラクティックなどなどいろいろな施術を受けましたが、いっこうにようなりませんでした。野球選手がいくというので有名な整体院にも出向きました。施術をうけて数日は調子がいいんですが、翌日または数日でもとに戻ってしまいます。
なかばあきらめ気味でしたが、ある日を境にとつぜん「肩こり」が楽になりました。それは枕とマットレスを変えたのが良かったのかもしれません。
あとになって分かったことですが、近所の柔道接骨院に診てもらったときに、「骨盤」のゆがみが前に比べてよくなっているよと言われたのです。
骨盤が正常な位置にあると、腰痛は軽減され、結果的に「肩こり」が治る場合もあるのだそうです。
就職してからは、寝具にこだわるようになりました。そのひとつが「枕」です。いいという情報があれば、即買い換えて試してみたものです。色々と使っている間に自分に合っている枕というものが徐々に分かってきました。
枕の選び方はまた機会があれば記事にさせていただきますが、
最も大切なのは次の2点です。
●枕の高さ
●寝返りのしやすさ
「寝姿勢」は垂直立ちしたときと同じ状態が理想と言われています。
高い枕だとちょうどスマホっ首状態になりかねません。
また、血行不良を起こしかねないので「寝返り」しやすい状態で寝ることも大切です。低反発ウレタンのものや、極小ビーズは気持ちよかったですが、私には不向きだったようです。
枕の適切なものが見つかったと時を同じくして、一人暮らしを機にベッドを購入することになりました。「安い」ものでいいかと思っていたのですが、10年使うものだから、マットレスは耐久性のいいものを買おうとケチりませんでした。
それがゆくゆく功を奏したのかもしれません…。
クラブ活動のバスケットボールで痛めたと思っていた「腰痛」があるときから改善していったのです。「ラッキー!」とそのときは小躍りしましたが、ほどなくして「肩こり」も気にならなくなっていったのです。
整体を受けるとなると、保険が利かなかったりして高ければ15,000円なんて場合もあります。10回受ければ15万円!!
そんな出費をする前にぜひ一度「寝姿勢」を見直していただきたいと思います。
●「立ち姿勢」の形で寝ているか?
●枕は自分にあっているのか?
●今の寝具で不具合があれば、枕やマットレスを変える。(せいぜい5万円ぐらいですむでしょう。)
睡眠中は7~8時間も同じ体勢でいるのですから、体に非常に影響を及ぼします。「肩こり」にお悩みの方は一度チェックしてみてくださいね。
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