猛暑を乗り切るインテリア♪体感温度の下がるお部屋作りとは?

気持ちのいいリゾート年々猛暑日が増えてゆく近年の夏。日本の夏は湿度が高く、じっとしていても汗をかくような不快な暑さが続きます。かといってエアコンに当たりっぱなしでは体調を崩しがちになり夏バテしてしまいますよね。

そんな夏の暑さにお悩みなら、お部屋のインテリアを変えてみることを提案します。人は、色によって一定のイメージを受け取りますが、実は皮膚も光の波長を感じ取り、体感として温度を感じるのだとか。人が涼しさを感じる色、素材などをフル活用して、涼しさを感じるインテリアの作り方をご紹介します。

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まず初めに「お片付け」をしましょう…

山積みの本

ごちゃごちゃと散らかった部屋に遭遇したとき、思わず「暑苦しい」と思ったことはありませんか?人はさまざまな色や、規則性がなく乱雑なものを見ると気持ちがざわつき興奮します。興奮は体感温度を上昇させる作用があるので、暑苦しいと感じるのはいわば本能。まずは散らかったお部屋を片づけ、すっきりと見通しの良い部屋を作りましょう。

温度計

もちろん暑苦しいと感じるのは見た目だけの問題ではありません。例えば夏の外出時、こもったお部屋の空気で、散らかった小物や雑誌類などは熱気をどんどん溜めています。帰宅していくらエアコンを利かせても、散らかったものすべてにこもる熱気は熱を保ち放出し続けます。これが「部屋がなかなか涼しくならない」原因の一つでもあるのです。

うちわを扇いで暑さをしのぐ女性

涼しく感じるインテリアを作る3つのキーワード

涼しく感じるお部屋のポイントはたった3つ。それは「色」、「素材」、「音や香り」です。この3つのキーワードをそれぞれどのように利用していくのか、具体的な方法を解説していきましょう。

涼しげな浜辺

体感温度を下げる色の効果

色の世界には「暖色」「寒色」という分類があるように、人間は色から様々なイメージを受け取っています。一般的に「寒色」と呼ばれるものは青緑~青紫までですが、インテリアにおいては緑などの中性色も寒色に分類しているようです。寒色の空間にいると体感温度が約3度下がるともいわれているので、これをインテリアに利用しない手はありません。

ブルーを基調としたラググリーンのラグ

お部屋の大きな面積を占めるカーテンやラグ、ベッドカバーに注目してみましょう。ブラウンやピンク、オレンジやイエローなど温かみを感じさせる色なら思い切って寒色系の色に変えてみることをおすすめします。とはいえ、ロイヤルブルーなどの濃い色を選んでしまうと、体感温度は下がるものの圧迫感でお部屋を狭く見せてしまいます。

カキ氷

広い面積の布を選ぶ際はライトブルーや無彩色のホワイト、生成りなど明度の高いものを選ぶとうまくいきます。そして差し色としてクッションカバー、ランチョンマット、また柄の一部に濃い目のブルーを使うなど、濃い寒色をバランスの良い配分で取り入れてみましょう。その際、暖色の小物や布類は徹底的に収納してしまうのがコツ。中途半端に視界に入るとごちゃごちゃした印象になってしまいます。

淡いブルーや無彩色の中に、濃いブルーは2~3割程度と覚えておくといいですね。もし、お部屋が殺風景に感じたら、中性色であるグリーンの観葉植物がお部屋にぬくもりを与えてくれます。

観葉植物

同じアイテムでも素材によって変わる涼しさ

次は素材に注目しましょう。同じカーテンやベッドカバーでもポリエステルと麻素材では涼しさが違ってきます。

夏に涼しさを感じたいなら麻素材がおすすめ。吸水性もあり、シャリっとしたさわやかな手触りの麻は、日本の夏を代表する素材です。平安時代になるころには、夏に涼しく速乾性のある麻素材を、着物や生活用品に取り入れていた歴史があり、日本人にもなじみの深い素材ですよね。

ブルーののれん

一方、ポリエステルなどの化学繊維は、風を通しにくく吸水性もあまりよくありません。綿も吸水性はよいものの、乾きにくく肌触りも麻のひんやり感には劣ります。ベッドシーツやまくらカバーは、麻の気持ちよさが存分に味わえるアイテムですので、まずは直接肌に当たるものを麻素材に変えるのもいいかもしれません。

ただし、カーテンを麻にすると風通しはよくなりますが透け感があるので注意しましょう。透けるのが不安ならレースのカーテンの代わりに麻のカーテンを下げると見た目が涼しく感じられます。お部屋のインテリア小物も、ガラス素材や籐などに自然の素材に変えることによって、グッと涼し気な印象になります。

音や香りの驚きの効果

暑さ対策に音や香りといわれてもピンと来ないかもしれません。でも実は、日本には古来より音で涼しさを演出する文化があるんです。

例えば風鈴。高い周波で不規則に鳴る音を聞くと、日本人に限り条件反射で体感温度が下がるのだとか。実際にサーモグラフィーで体表温度を測ったら皮膚温度が下がったという実験結果もあります。

風鈴

他にも体感温度が下がる音として、水のせせらぎ、波の音、雨音、鳥のさえずりなどがあります。ポイントは透明感のある音なんだとか。

逆にロックミュージックなどは、たくさんの楽器の不協和音を楽しむ音楽なので、透明感とは真逆の印象に。いつも聞いている音楽を、夏用のヒーリングミュージックや自然の音のBGMに変えるだけで体感温度が変わるなんて、人間の体って不思議ですよね。

仕上げにミント系やユーカリ、グレープフルーツやレモンなどのアロマを利用すれば完璧。これらの香りには、人の「涼感」を感じる受容体を刺激する作用があります。簡単に言えば「嗅ぐ涼しく感じる香り」なのです。「音と香り」がタッグを組めば思った以上の涼しさがうまれそうですね。

グレープフルーツのアロマ

まとめ

猛暑日はもちろん、酷暑日もたびたびの日本の夏。エアコンの温度を下げ続けるよりも、体に負担なく涼しさを感じられる工夫も同時にしていきたいものです。ちょっとしたインテリアの模様替えで、暑くて不快な夏にも季節を感じられる余裕につながるといいですね。

written by piko.

扇風機

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