1.時代とともに台頭してきたアメリカンインテリア
アメリカンインテリアと聞くと、どんなイメージがありますか?ポップでカラフルなアメリカンダイナー風や、好きなものを集めたおもちゃ箱のようなジャンク風インテリアでしょうか。
実は2014年あたりからインテリア業界に大きなアメリカの風が吹いています。それまではデザイン性の高い、洗練されたヨーロッパ風インテリアが主流だったのに対し、よりアメリカ的で武骨なインダストリアル(工業的な)インテリアが台頭してきたのです。
さらにその後、流れはより端正な印象のブルックリンテイストへ。ブルックリンは言わずと知れたニューヨークにある区の一つ。男っぽくインダストリアルな印象ながらも、レンガや木製の家具など、やや温かみを感じさせるのが特長です。
2.アメリカンインテリアにぴったりのベッドをテイスト別に紹介
アメリカンインテリアは今、インテリア業界で一つの大きな流れとなって時代を席巻しつつあります。今日はさまざまなテイストのアメリカンインテリアにはどんなベッドがピッタリなのか、わかりやすく解説してお届けします。
男性にも大人気!ネイティブアメリカンテイストにはどんなベッド?
ネイティブアメリカンの伝統的な柄のラグや革張りのソファー、毛皮の敷物など土や自然、広い大地を連想させるネイティブアメリカンテイスト。
このテイストに合わせるのは、やはり自然の恵みを連想させる素材を使ったベッドがおすすめです。例えばヘッドボードが革張りのもの。ラグジュアリーな印象のものより、ヴィンテージ風のこなれたイメージの革を選びましょう。
ファブリックはネイティブ柄や麻素材など自然の染料で染めた布がベストマッチ。
ヴィンテージ風レザーベッド【OldLeather】オールドレザー
●男性的でカッコイイ印象のヴィンテージレザー
●ロータイプだからお部屋も広く見えます
さわやかな海風がエッセンス、アメリカ西海岸風テイスト
アメリカ西海岸の海を感じるブルーを基調としたインテリアに、流木や多肉植物、大きなヤシの木など、さわやかさがいっぱいのアメリカ西海岸風テイスト。
大きな面積を占めるベッドは、西海岸のイメージを強調してくれる心強い味方です。このインテリアにしたいなら、あまりナチュラルテイストに寄りすぎない木製ベッドがおすすめ。ダークな色合いで木目が美しいベッドなら、子どもっぽくならずさわやかで落ち着いた西海岸風テイストに仕上がります。
また、レザー使いのものを選ぶと、ややハードなイメージの西海岸風になります。レザーのイメージに合わせて、民族的な柄やキリムのアイテムなどをアクセントに使うと、ワイルドなかっこよさを演出できます。
マルチレイアウトリクライニングソファベッド【Nohn】ノーン
上品なウォルナットブラウン収納ベッド【Pleasat】プレザート
●ナチュラル過ぎないダークな木目が美しい
●シンプルだからインテリアを変えたくなっても安心
もはや定番!?ブルックリンテイスト
無機質なインダストリアルな素材と、レンガや木製など素朴な素材をコラボさせたブルックリンテイスト。2016年に爆発的ブームとなり、今ではもはや定番となりつつあります。
ブルックリンテイストはイメージしにくいともいわれますが、ハリウッド映画などで、天井の配管がむき出しのままのガランとした倉庫のような部屋が出てくることがありますよね。工業的な印象の部屋にレンガや木など温かみのある素材を加えたインテリアをイメージするとわかりやすいかもしれません。
ブルックリンテイストのお部屋にしたいなら、あまり主張しすぎないシンプルなベッドがおすすめ。ロータイプで空間を広く見せればさらにそれらしくなります。
シンプルなかっこよさを表現するために、ポイントはごちゃつき感をなくし、スマートに演出することです。デザインはなるべく直線的に、端正なルックスのベッドを選ぶようにしましょう。
インダストリアルな雰囲気に最適なスチールベッド【Tiberia】ティベリア
●木製よりさらにカジュアルな印象
●無造作なさりげなさがgood
3.テイストが変わっても使いまわせるシンプルさがポイント
アメリカンテイストのインテリアに合うベッドをご紹介しましたが、どれも比較的シンプルで汎用性の高いものばかりとお気づきになったでしょうか。
イタリアなどのヨーロッパテイストと違い、アメリカンテイストのベッドは装飾が少なく素朴な印象のものばかり。それはアメリカが新しく開拓された地であるが故の、合理的で現代的な思想によるものかもしれませんね。
このアメリカンインテリアの流れは、今後ただの流行では終わらず、アジアンテイストやヨーロッパテイストのようにインテリアの定番の一つになるのではないでしょうか。
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