先日の投稿で、肩こりに悩んでいる人は「枕」と同時にマットレスも替えようという記事を書きましたが、(こちら)今日は「枕」のことについての私の経験談含め解説してまいります。
ベッドを買うときに、自分に合った「マットレス」を選ぶことはこの先10年のあなたの快眠を左右することなので非常に重要です。それと同じくらい大切なのが「枕」選び。軽視してあとで後悔することのないようにしましょう。
快眠のカギは枕にあった!?
以前、「寝姿勢」の話をしました。ポイントは以下のとおりです。
●「立ち姿勢」の形で寝ているか?
●枕は自分にあっているのか?
●今の寝具で不具合があれば、枕やマットレスを変える。
マットレスで腰が沈みすぎたり、枕が高かったり(柔らかすぎたり)して「寝返り」が容易にできないと深い眠りを得ることができません。
寝返りが十分にできないということは、「血流」を阻害する要因にもなりかねません。肩こりや腰痛をはじめとするさまざまな疾患の原因になります。
枕は適切な「高さ」のものを選び、寝返りしやすい状態にしてあげることが、快眠・健康な体作りの第一歩です。
ではいったい何cmのものがいいのか?
それは人それぞれ違います。
私の場合、横になると眠気が起こりやすい体質なので、ついつい高い枕を購入していました。翌朝目覚めると肩はパンパン。口が開かない・昼過ぎまであごが痛いなどは日常茶飯事でした。
「高さ」が良くないのでは?と思いつつもやめられず、十数年もそんな生活を送っていました。歳を追うごとに頭痛はひどくなるし、腕がしびれるといった症状も出てきました。
「枕」を色々と買い替える日々・・・
私の場合あとになって分かったことですが、マットレスが良くなくて腰痛が肩こりのひとつの要因になっていました。
それが分かっていれば、すぐにマットレスを買い替えたのですが、分からないものだから、「枕」をしょっちゅう買い替えて試していた時期がありました。購入した枕は数知れず・・・
●ストロー(パイプ)枕
●低反発枕
●ビーズ枕
●蕎麦殻枕
●ジェル枕
●羽根枕
●洗えるポリエステル枕
低反発素材は有名な「テンピュール」、ホテル仕様の海外製枕、どちらもかなり高額でした。でも私には合わなかったので、数日間使用しただけでお蔵入り。
結局半分に折るのが容易だった「羽根枕」を使用して、体を横向けにして長い期間寝ていました。自慢にもならない話です。ほとんど無駄遣い・・・。
そんなある日、あるテレビ番組を見て考えが一新しました。
TV番組でみた山田朱織の「玄関マット枕」
私が見たのは、山田朱織院長の16号整形外科がはじめてテレビで紹介された番組でした。
玄関マットとバスタオルで自分に合った高さの枕を作るというのは今やあまりにも有名。NHKをはじめ、各局で放送されたのでご覧になった方も多いのではないでしょうか?
知らないという方は一度ネットを検索してみてください。たくさん紹介されていますのですぐに見つかると思います。
私の症状はこの枕を使うことによって劇的に良くなりました。(もちろんマットレスを替えたのも良くなった要因のひとつです)この「玄関マット枕」家にすでにあるもので自作できるので「0円!」タダでできる枕なのです。
食い入るようにテレビを観た私はすぐさま「玄関マット枕」作りにかかりました。折った玄関マットの上にタオルケットを何重にかしたものを置いて、寝てみて自分がちょうど寝返りしやすい高さまでめくっていくという、簡単な方法で作れます。※下に作り方のYoutubeを掲載しています。
山田朱織枕研究所のHPから
横向きになったときに顔の中心線が布団と平行になるのが理想なので、誰かに確認してもらうのが必要になります。私は家族に見てもらいました。
また仰向けに寝て、布団面から首がおよそ15度というのが理想的な枕の高さになります。※ご年配の方や背中が丸まってしまった方、病気のある人は高さが異なる場合があるので専門医に相談してからにしましょう。
さあ、あなたも作ってみましょう。簡単です!
「玄関マット枕」は、玄関マットの変わりにざぶとんを使用しても作ることが可能です。私はざぶとんで作りました。
今使っている「ざぶとん枕」は6代目になります。自分が一番寝返りしやすい高さに設定している効果もあってか、朝目覚めたときに「ぐっすり眠れた!」という感覚になります。
それに以前と比べるとだんぜん肩が楽になりました。あごが痛くなることも減り、うでの痺れはまったくなくなりました。ぐっすり眠れているせいか、体調もすこぶる良好です。
使い古した硬めのざぶとんとバスタオルがあれば「0円!」タダで作れる枕です。ぜひみなさんも「自分の枕の高さ」を把握するために、販売店に行く前に「ざぶとん枕」でテストしてみることをお薦めします。
引用:山田朱織枕研究所のHPより
山田朱織枕研究所では、計測してくれてオーダーメイドの枕も作ってくれます。2万8千円~と少々高いものですが、快眠を得られて健康になることを考えれば安いと私は考えます。
私が枕に費やした額はそれをはるかに上回ってますので^^:
16号整形外科「枕外来」は診療 「整形外科枕」は計測
「ざぶとん枕はいやだ~」という方は計測してもらって、「整形外科枕」をオーダーしてください。計測所は今は日本全国にあるそうです。
㈱山田朱織枕研究所「整形外科枕」→くわしくはこちら
山田朱織先生のHPを見ていると、オーダーメイドの「整形外科枕」を作ってもらうために「計測」してもらうのと「診察」は依頼する場所も異なるとあります。
使っている枕が合わなくて、症状が出ている人には病気の診断をして、“適切な枕の指導”を行う医療機関が「16号整形外科」というわけです。(院長:山田朱織)
16号整形外科は相模原市国道16号線沿いにあります。肩こり・頭痛・不眠などの症状がある人が受診するのが「枕外来」。腰痛のあるかたも(通院可能ならば)ぜひ先生に一度診察してもらうといいでしょう。快眠の妨げになっていないとも言い切れませんので・・・。
量販店・寝具店を利用して購入する場合
もちろん、オーダーメイドの枕を作ることがすべてではありません。価格を抑えて節約するなら、既製品を買うこともありです。
材質に関しては好みもあるので細かくは書きませんが、低反発素材のものや極小ビーズ・中央にくぼみのあるタイプは蒸れることがありますので、店員に通気対策を聞く、またはご自身で仕様などを必ず確認するといったことを徹底してください。
気をつけなければいけないことは枕の「幅」です。寝返りしたときに十分なスペースが確保されているかどうか。約50~60cmあればまず問題ないと思います。
あと肝心の高さの確認ですが、店舗でベッドやソファなど寝そべるところがあるようでしたら、店員さんにお願いして実際横になって寝心地を確認するのもかなり有効です。
家族か友人と一緒に行って真横から顔・身体の中心線が布団面と平行になっているか見てもらいましょう。一人で行くときは鏡を忘れずにもっていきましょう。
●寝返りが容易にできるか?
●仰向けになったときに15度
これで「肩こり」にさよならです^^
●150種もの枕が揃うインターネットショップ PR「ベッド通販のSAIZ」
記事:「肩こりに悩んでいる人は枕と同時にマットレスも替えよう」
※当方は16号整形外科及び山田朱織枕研究所とは一切関係はありません。
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