羽毛布団を買うならぜひ「品質表示」だけは押さえて!
軽くて、あったかくて、吸湿発散性に優れている布団といったら、やっぱり羽毛布団ですよね。
いいものは値段の上限がないので、買う目安に悩むのではないでしょうか。金額はご予算にあわせていただくとして、品質表示のの見方だけおさえときましょう。
その昔(バブル前後)羽毛布団のブームのようなものがあって、その時は40万~50万円なんてざらでしたね。呉服屋さんぐらい稼ぐセールスマンもいて一目置かれた商売でした。
今は海外の工場に生産拠点を設けて、リーズナブルな価格になっています。安いもので3万円も出せば、かなり良い品質の掛け布団が購入できるのではないでしょうか。
30000円÷5年=6000円
6000円÷365=16.4円(/日)
毎日使うものですから、もうちょっと贅沢してみたくないですか?
10万円の羽毛布団をかっても ÷5=20000円
20,000円÷365=54.8円/日
けっこう安く感じてきたのでしょうか^^
打ち直し(洗浄)も必要なことから、5年で計算させていただきました。
ダウンとフェザーの割合が良質とそう出ないの境目
「ダウンジャケット」っていいますね。「羽毛」のことです。あったかいのはダウンがいっぱい入っているお布団。フェザーは「羽根」のことです。どちらも鳥の毛には変わりませんが、ダウンが多いほうがいいお布団になります。
品質表示に50%以上のダウンが入っているのが「羽毛布団」で、50%を切ると「羽根布団」と表記され、「羽毛布団」ではありません。値段が安いからと飛びつかず、この品質表示だけはしっかりチェックしましょう。85%以上がひとつの目安でおススメです。
ダウンにもグレードがある 北欧品は最高品
予算もあるでしょうから、もっとも安いダウンから紹介すると、「ダック」の羽毛になります。品質が悪いわけではなく、ダウンボール(羽枝がなくタンポポの綿毛のような球状の毛)が小さいので比較的安価です。
例外もあり、「アイダーダック」(アイスランド)などは最高級羽毛布団です。
品質表示に「グース」と書いてあれば、「ダック」より高価になります。ダウンボールが大きいので、ダウンパワーに優れていて、ボリュームがあっても軽いのが特徴です。まだ予算があるようなら、さらに軽い「マザーグース」という羽毛もあります。
ダックはアヒル。グースはガチョウで、ダックの2倍の体型
「Goose(グース)」とはガチョウのことで、「雁(ガン)」を家畜化して育てた種のことです。一方「Duck(ダック)」とはアヒルの事で、「真鴨(マガモ)」を家畜化した種のことをさします。
また「グース」と「ダック」では、体の大きさが2倍ほど違うから、当然ダウンボールの大きさは違ってきます。
グース(ガチョウ)>ダック(アヒル)
ダウンボールが大きいので、暖かい空気を取りこめるのは、グースのほうです。また動物性の臭いも、グースのほうがダックに比べ少ないのも特徴です。だから一般的に「グース」のほうが良い羽毛といわれています。ボリュームがほしいけど、重くないほうがいいという人は「グース」狙いでいきましょう。
ダックとグースを見た目で見分ける
布団販売店によっては、鳥の写真を掲載(WEBなど)していたりしますが、グースとダックを混同しているケースもあります。予備知識として、ダックとグースの写真を載せましたので参考にしてください。間違って掲載しているショップなどでは買わないほうが利口ですね。
写真上段が「グース」とよばれるがちょうです。
写真下段が「ダック」と呼ばれるアヒルです。
大きさは写真では分かりにくいですが、首の長さに特徴があり、ダックに比べグースのほうが首が長いです。(マザーグースはグースよりもさらに一回りも二回りも大きい)金額的な順番はホワイトグース>シルバーグース>ホワイトダック>普通のダックといった感じです。
ダックとグースを見分けるのに、よくくちばしの違いを例に挙げる場合があります。グース(ガチョウ)はくちばしの付け根にこぶのような隆起がある(雁を品種改良したもの)といわれます。ただ隆起の目立たない種類もあるようです。
かたや、ダック(アヒル)はアヒル口といわれるぐらいですから、見分けるのは簡単だと思われます。首の短さ、グースに比べて小ぶり、アヒル口・・・ POPやWEBカタログで見かけた時には、ぜひ注目してみてください。
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