熱中症予防のひとつとして、「暑いときに育つ植物」(季節の野菜)を食べるといい!っていいますよね。夏旬の野菜といえば、代表的なのが、きゅうり・なす・ピーマン・トウモロコシ・ゴーヤなどですが、中でも瓜科の植物が水分を多く含み種類も豊富です。フルーツと思われているスイカですが、これも夏の野菜の一種です。豊富なミネラルを含んでいて、夏バテ防止の食物です。
スイカはアフリカ・サバンナ生まれの夏に育つ果菜
スイカは漢字で「西瓜」と書きますが、生まれは熱帯のアフリカサバンナ砂漠で、25℃以上の環境で成長するといわれています。ウリ目ウリ科に属していて、園芸分野では果菜として扱われ、八百屋・果物屋など青果商で扱われています。
赤い果肉のものが有名ですが、その種類は20種類以上もあります。そのほかにも黒系・黄色・種無し・うり型の長細いものなど多種多様です。(国によってはオレンジ・ピンク・白などの色もあるそうです)
きゅうり・枝豆・なす・ピーマン・パプリカ・ししとう・トウモロコシ・ゴーヤ(にがうり)・みょうが・らっきょう・レタス・ズッキーニ・南瓜(~秋)・里芋(~秋)・しょうが(新生姜は秋)など
そのほか今ではいつでも食べられるけど、トマトや・オクラ・にんにく・モロヘイヤ・シソも夏の野菜です。
夏バテ防止!ミネラルたっぷりのスイカを食べて熱中症対策
今でこそ色んなスイーツがあるので、「スイカ」は最近食べてないなあと言う人も多いと思います。一昔前は「夏」といえばスイカ。盆帰りや親戚のおうちなどに暑中見舞いに行くときは必ず持って行きました。
海へいけば「スイカ割り」は定番中の定番。割ったあとは、みんなで並んで食べて「種飛ばし」をしたものですね。実は夏の定番であったスイカはミネラルを含んだスーパーフードだったんです。
90%以上が水分で糖分やカリウム、カルシウム、マグネシウムなどが豊富に含まれています。少し塩分を加えればまさに「スポーツドリンク」と同様の成分になるんです。熱中症予防には塩分が必要ですからね。スイカに「お塩」をふりかけて食べたひとも多いのではないでしょうか。「甘さが増すため」と教わりましたが、非常に栄養学的にも理にかなったことだったんです。昔の人の知恵には脱帽ですよね。
夏は水分を過剰に摂りがちですが、スイカは利尿作用もあるので、ちょうど適切な体内の水分量を調節してくれるスーパーフードであることがわかってきました。
スイカの食べ頃温度は10~15℃程度。冷蔵庫では冷えすぎです。レジャーなどで川が近くにあれば最適です。家なら日がなるべく当たらないところに桶などに水を張って浸します。
スイカに飽きたら試してほしいアレンジの仕方
スイカの食べ方といえば、包丁で4分の1に割って、それをさらに3~4等分して半身の状態で丸かじりか、細かく縦に切ってほおばるかですよね。でも味はどんな切り方をしてもいっしょです。
何十年も食べているとさすがに飽きてきます^^ そこで色んなアレンジ方法をご紹介します。かんたんなアレンジ方法なのでぜひ一度チャレンジください。
細かく切ってフルーツポンチにする パーティにもGOOD!
スイカにかぶりつく醍醐味はないですが、細かく角切りにすると、小さなフォークやスプーンでも食べれるので、喜ばれるアレンジ方法のひとつです。
子供なら服を汚すこともないし、ホームパーティなどにも華やかですし、口を大きく開けないで食べれるので女性のお友達にもうけがいいでしょう。
大き目のボールかくり抜いたスイカの皮に、サイダーではなくシャンパンを注ぐとそれだけで十分大人のスイーツとして楽しめます。「フルーツデコレーター」があれば、丸くくり抜けるのでさらにお洒落になります。
氷菓としてスイカを楽しむ。アイスシャーベットなら子供も大喜び
細かく角切りにしたスイカを冷蔵庫の冷凍室で凍らせるだけでできます。いわゆるスイカのシャーベッドです。
子供といっしょに食べ残しのスイカを、ハートや花模様の型抜きで抜いて遊びます。あとは小分けにしてジップロックやタッパーに入れて冷凍庫にいれるだけ。(ご注意:凍らせると甘みが失われるといわれています)
サイダーもいいですが、ハチミツやレモン汁をかけるとさっぱりといただけます。練乳もオススメです。子供はアイスを乗せて食べたりしていますが、どっちが主役なのかもうわからなくなっています…
ぬるだけ!スイカヨーグルト お腹にもやさしい超うまスイーツ
これはいきつけの整骨院で教えてもらったアレンジ方法です。スイカとヨーグルトでピザケーキができます。
スイカは輪切りにします。厚みは2cm~2.5cm位お好みで。あとで切り分けるので、6等分に先に切っておいたほうが楽です。
お皿に乗せて、その上から全体的にプレーンヨーグルトをぬるだけ。これが結構いけるんだとか。ブルーベリーやミントをトッピングするとさらにおいしさが際立つんだとか。どうぞお試しあれ。
ヨーグルトとスイカは相性がいいのか、クックパッドでもヨーグルトと合わせたレシピがたくさん紹介されてます。「すいかヨーグルトスムージー」などいかがでしょうか→こちら
おばあちゃんがやっていたスイカの皮のお漬物
私はあまり好きではなかったんですが、毎年夏におばあちゃんが(生前)作ってくれましたね。
スイカの食べかすでお漬物を作るんです。皮といっても一番外側の皮はそぎ落とします。(白っぽいところと、うすーい緑色のところを使います)特段うまいというわけではないのですが、なんとなく「夏の風物詩」的な懐かしの味です。要するに「ウリ」なんで、味は想像されているとおりです。
いろいろ自分でも試行錯誤しましたが、ぬか床がなくても作れます。ジップロックやビニール袋を活用ください。塩を馴染ませてから、袋に入れてよく揉むだけ。食べるときには鰹節やお醤油をかけていただきます。
冬瓜とかウリは苦手という人は、中華風にアレンジしてみてはいかがでしょうか。→スイカ皮お漬物 中華風(クックパッド)
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