塩系インテリアとは?
「塩系インテリア」ってご存知ですか?インテリア系のSNSから誕生した言葉で、じわじわとブームになっています。そもそも塩系インテリアってどんなインテリアなのでしょう。
近頃、中性的で色素の薄い印象のあっさりした顔、でもちょっと無骨なところもある男性を「塩系男子」なんて呼んで人気が出ました。中性的な印象を持ちつつ、ちょっとしたしぐさや無骨さに男を感じる男性。さらに言えば繊細な印象を持ちつつ、ぶっきらぼう、といったところでしょうか。
「塩系インテリア」も「塩系男子」から派生していて、淡い色調のモノトーンを基調にしたインテリアのこと。必要最低限のものだけ配置した生活感のなさや、素っ気ないほどの無骨さが特徴となっています。
ここでは今話題の塩系インテリアでコーディネートするベッドルームの作り方のコツをご紹介します。
塩系ベッドルームの作り方
ベッドはシンプルなものをチョイス! ①「脚付きマットレス」
塩系インテリアのベッドルームでは、ベッドが主張しすぎないように注意しましょう。どちらかというとベッドで雰囲気を作るより、カーテンやベッドカバーなどのファブリックでシンプルさを表現するのがカギ。デザイン性の高いベッドでは塩系に欠かせない「素っ気なさ」が失われてしまいます。
塩系ベッドルームを作るなら「脚付きマットレス」が最適。ただし、この場合頭の上が壁になるような配置にした方がストレスなく過ごせるでしょう。脚付きマットレスはヘッドボードがないので就寝中に枕が床に落下するなど地味にイラっとすることも。
脚付きマットレスボトムベッド
サイズが豊富、しかも本格派の寝心地
シンプルだからどんなインテリアにも使えます
アイテム② スチールパイプベッド
また、素っ気ないほどシンプルなスチールベッドなどもおすすめです。スチールの質感がしっかり出るようなベッドならコーディネートしやすいですね。グレーとホワイトで無機質さを演出しても、生成りとライトグレーで少し温かみを出してもしっくりはまってくれます。
インダストリアルな雰囲気に最適なスチールベッド「Tiberia」
塩系インテリアの王道、スチールベッド
フット部分がハイタイプ、ロータイプ好みで選べます
アイテム③ ホワイト×ブラック
一方、ホワイトのスチールやブラックのものは、インテリアにもやや工夫が必要です。ホワイトフレームのスチールベッドならデコラティブな装飾を避け極力シンプルに。ファブリックにやや強めのグレーを使うなど、のっぺりした印象にならないようコントラストを意識してコーディネートするとメリハリがつきます。
逆にフレームがブラックのものは、それ自体をアクセントとするようなコーディネートを考えてみましょう。
壁にポスターを飾る際もベッドフレームに合わせてモノトーン等をチョイスすれば、お部屋全体のアクセントになりピリッと引き締まった印象になります。ファブリックは淡いグレーやホワイトのものなど、明るめの無彩色がよく合います。
出典:逢川あゆみのプチリメイク雑貨&インテリアライフ
とにかく激安!シンプルなパイプベッド「Chass(チャス)」
ホワイト・ブラックどちらも飾らないシンプルなデザイン
アイテム④ スチール×WOOD
塩系でも無機質な感じに寄りすぎず、温かみも出したいなら、スチール×ウッドや明るい色の木製ヘッドボードがおすすめです。無骨過ぎない雰囲気で女性の塩系インテリアにぴったり。
コーディネートのコツはグレーや白だけでなく、グレージュ(グレーとベージュの中間色)や生成りなどを使ってみることです。
木製ベッドの場合はあまりダークな色を選ばず、無垢素材を選択。ナチュラルな雰囲気を大切にしましょう。
ナチュラルヴィンテージ!新しい雰囲気のスチールベッド「Sidonia(シドニア)」
木製×スチールで絶妙な塩加減!
女性の塩系インテリアにもおすすめ
国産天然木使用(杉・檜)シンプルすのこベッド「BOSQUE(ボスケ)」
主張しすぎないのに上質な存在感
どんなインテリアにも合わせやすい
塩系ベッドルームのファブリックコーディネート
塩系のベッドルームは、装飾をそぎ落としたシンプルさがカギ。小物は実用性重視のものにし、色や柄のものはなくした方がベターです。
カーテンやベッドカバーはホワイトやライトグレーの無彩色が基本ですが、全体的には淡い色調のグラデーションでまとめるとうまくいきます。
一番明度の高い色が生成りの場合は、ベージュやグレージュなど温かみを感じる色で濃淡をつけます。オフホワイトを使うなら濃いグレーからライトグレーなどの無機質な濃淡でコーディネートするとうまくいきやすくなります。
ただし、濃いグレーや黒などはアクセント的に使うにとどめ、強い色は最小限に抑えたほうがすっきりまとまります。
カーテンの選び方で迷ったら、ブラインドにしてしまうのもおすすめ。白いブラインドなら無機質な雰囲気も出せてカーテンほど存在感を感じません。逆に少し温かみを加えたいなら生成りや白の自然素材の軽い素材のカーテンがぴったりです。
淡い色調をメインにしても、クッションなど面積の小さいものは少し濃い目の色にするなど、全体的なバランスをとるのがコツです。
まとめ
シンプルでミニマルが身上の塩系インテリア。同じ無彩色のコーディネートでも黄みがかったベージュやグレージュで温かみのある塩系に、オフホワイトやダークグレーで、より無機質で無骨な塩系になど、雰囲気を変えることも可能になります。
すっきりとした塩系インテリア、まずはベッドルームからコーディネートに挑戦してみませんか?
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