このページを開かれたということは、
マットレスをどのタイプにするか迷っておられる方ですね。
寝心地はマットレスによってかなり左右されます。マットレスを知ることは「快眠」への糸口です。ぜひご自分に合ったマットレスを選びましょう。
「硬め」がいいか?「柔らかめ」がいいか?
マットレスが体に合うかどうかは、実際は寝てみないとわかりません。
家具店で5分ぐらい横になったところでわからないのが現実です。
一見「柔らかめ」のほうが体によさそうに思えますが、合わない人には苦痛を伴う場合があります。人それぞれ、育った環境・体格・体重などが違うからです。
「柔らかめ」のマットレスは一番荷重がかかる腰の部分が人によって沈みすぎてしまうケースがあります。これは腰痛の原因になりかねません。
また、近年「寝返り」をうったほうが、熟睡できるという研究結果が発表されていますが、「柔らかい」マットレスは体重の重い人などは寝返りがしにくいのです。
では、どちらがいいか迷っている場合はどうしたらいいのか?
ずばり!「硬め」のマットレスを選択してください。
「硬め」のマットレスは、その上にベッドパットを置いたり、薄手のマットレスを重ねて自分好みに調節することができるからです。
ボンネルコイルとポケットコイル その構造の違い
一概に「硬め」「柔らかめ」といっても、良く分からないと思いますので、
例を挙げてご説明させていただきます。
代表的なマットレスで、ボンネルコイルとポケットコイルがよく比較されていますので、その二つを比較しましょう。
最近CMでもよく流れているポケットコイルですが、従来型のスプリングマットレス(ボンネル)とは構造がまったく異なります。
ボンネルコイルの構造 断面イラスト
ボンネルコイルは連結されたスプリングで構成されており、マットレス全体でしか体を支えることができません。ポケットコイルが「点で支えるマットレス」と称されるのに対して、ボンネルコイルは「面で支える」と言われます。
そのため、ポケットコイルに比べると「硬く」感じる人が多いのが特徴です。
非常に流通しているマットレスなので、価格は安価な場合があります。
メーカーによっては「レギュラー(標準)」「ハード」など硬さを選択できる場合があります。
ポケットコイルの構造 断面イラスト
対して、ポケットコイルは「おねだん以上。ニトリ」のCMで、ソファやベッドなどのスプリングとして紹介されてとても有名になりました。
もともとは米国のシモンズという会社が最初に導入したスプリング構造です。
それぞれが独立したコイルがマット全面に敷き詰められているので、体の形状に合わせて、荷重のかかったところだけが沈み込むので、「点で支えるマットレス」とよばれています。
自分に合ったマットレスを選ばないと失敗する
一見すると、体にフィットして体圧分散性に優れているポケットコイルのほうがいいように思えますよね。こちらの表をご覧ください。(当社比較)
マットレスの種類 | 硬さ |
ボンネルコイルマットレス レギュラー | 5 |
ポケットコイルマットレス レギュラー | 4 |
国産ポケットコイルマットレス※ | 8 |
マルチラススーパースプリング(フランスベッド) | 9 |
デュラテクノマットレス(フランスベッド) | 7 |
羊毛入りデュラテクノマットレス(フランスベッド) | 4 |
これらの平均の硬さをとると「6.2」になりますが、ポケットコイルマットレスと羊毛入りデュラテクノマットレスがいかに柔らかいかがわかると思います。
羊毛入りディラテクノがやわらかいのは、マットレス上部にクッション性の高いベッドパッドがついているからです。ポケットコイルマットレスがいかに「柔らかい」かわかっていただけたでしょうか。
※国産ポケットコイルは高額ですが、耐久性には定評があります。
ポケットコイルは「ハード仕様」をつくっているメーカーもある
体重の軽い人や、今まで柔らかいベッドで寝ていた人には「柔らかめ」のポケットコイルでもかまいません。しかしお布団で寝ていた人、また「腰痛」持ちの方は避けていただくのが賢明です。
どうしてもポケットコイルが使いたい場合は、「ハード仕様」か国産ポケットコイルを扱ってないかを販売店に必ず問い合わせしましょう。
10年間以上これから永く毎日使うベッドですから、ぜひとも慎重にえらんでくださいね。
こちらの記事も合わせてお読みください。→ボンネルコイルとは
人によっては「寝返り」がとても大事!
最後に、これは自分では判断がつきにくい事ですが、「寝返り」をすることで熟睡できるタイプの方がおられます。
今まで「ぐっすり眠れてない・・」というかたは、ベッド購入を機に環境を変えてみるというのもいいかもしれません。
「柔らかい」マットレスは包むこまれるので「寝返り」には適していません。「硬め」がおススメです。硬すぎた・・というときはベッドパットや薄手のマットレスで自分好みにアレンジしましょう。
フランスベッド社製の国産のマットレスをご紹介
私が大手量販店で接客をしていたころは、海外の有名ベッドメーカーのマットレスも販売していました。10万~40万と値が張るので、売上げが上がったときは小躍りしてました。
ご予算を低く設定したいというお客様には、お手頃で高品質な日本のメーカーフランスベッド社製をよくお薦めいたしました。
日本人の体型を知り尽くしたメーカーならではの仕様は売り子も自信をもって薦められる商品でした。中国製に比べると高額になりますが、ご興味のある方は下記の記事もごらんください。
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